京都国際マンガミュージアム KYOTO CMEX 2010 関連特別展

マンガ・ミーツ・ルーヴル――美術館に迷い込んだ5人の作家たち

ポスター
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© Musee du Louvre Editions / Futuropolis
© Musee du Louvre Editions / Futuropolis /LUCKY LAND COMMUNICATIONS 2009 by HIROHIKO ARAKI

京都国際マンガミュージアムはこのたび、フランスのルーヴル美術館との共催で、フレンチ・コミックス=バンド・デシネ(BD[ベーデー])を紹介する展覧会を開催します。

当館はこれまで、展覧会や講演会などを通して、海外のマンガ、特にフランスのBDを精力的に紹介してきました。

フランスでBDは「第九芸術」と呼ばれ、日本のマンガとはまた異なった文化を発展させていますが、その現代の「芸術」に、"美の殿堂"として世界に冠たるルーヴル美術館が注目します。同美術館とフュチュロポリス社(出版社)が、共同で、BD界を代表する作家にルーヴル美術館をテーマにした作品制作を依頼し、単行本として出版するというプロジェクトがそれです。

本展は、こうして生まれた5人の作家による個性豊かな作品を、原画を中心にご紹介する展覧会です。フランス・ベルギーのBD作家4人に加え、日本からは唯一、荒木飛呂彦氏が参加して話題になった同シリーズ。ルーヴル美術館と、国際的なコミックスフェスティバルで有名なフランス・アングレームの国立バンド・デシネ美術館でしかみられなかった噂の展覧会が日本初上陸!。これまでの「ルーヴル展」とは一味違う展覧会をご覧いただけます。

横浜への巡回決定! 【2010/12/6~12/17】  <詳しくはこちら

期間 2010年11月5日(金)~12月3日(金)
◇午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
◇休館日:毎週水曜
会場 京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
料金 無料  ※ミュージアムへの入場料は別途必要です

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Musee du Louvre Editions / Futuropolis

出展作家「作品名」

  • ニコラ・ド・クレシー「氷河期」
  • マルク=アントワーヌ・マチュー「レヴォリュ美術館の地下」
  • エリック・リベルジュ「奇数時間に」
  • ベルナール・イスレール「ルーヴルの上に広がる空」
  • 荒木飛呂彦「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」

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Musee du Louvre Editions / Futuropolis /LUCKY LAND COMMUNICATIONS 2009 by HIROHIKO ARAKI

出展物

  • 作品原画(彩色前の下書き、彩色された完成品。一部複製)約60点
  • コンピュータによって最終処理された作品のスライドショー
  • それぞれの作品・作家等の解説パネル
  • 「ルーヴル・シリーズ」を含む、5作家の代表作のマンガ/BD単行本100冊以上
    *手にとって読むことができます

横浜への巡回決定!!

日時

2010年12月6日(月)~17日(金) 午前11時30分~午後7時
※最終日12月17日(金)は午後5時まで

会場

BankART Studio NYK 1F Mini Gallery
(横浜市中区海岸通3-9/横浜みなとみらい線「馬車道駅」6出口[赤レンガ倉庫口]徒歩5分)
http://www.bankart1929.com

休館日 会期中無休
料金 無料
問い合わせ先 北仲スクール事務局
TEL:045-263-9075/FAX:045-263-9076/WEB:http://www.kitanaka-school.net

協力:BankART1929
特別協力:フュチュロポリス

関連イベント

ライブ・ペインティング
バンド・デシネ・ミーツ・マンガミュージアム

本展覧会の出展作家であるBD作家、ニコラ・ド・クレシー、マルク=アントワーヌ・マチュー、エリック・リベルジュの3氏をフランスより招聘し、ライブ・ペインティングを中心としたイベントを開催します。フランスを代表する作家が生み出す制作現場の空気をたっぷりと体感していただける貴重な機会です。

日時

2010年11月6日(土) 午後2時~5時

会場

京都国際マンガミュージアム

出演 ニコラ・ド・クレシー氏(BD作家)
マルク=アントワーヌ・マチュー氏(BD作家)
エリック・リベルジュ氏(BD作家)
料金 無料 ※ミュージアムへの入場料は別途必要です

ルーヴル美術館について

パリにあるフランスの国立博物館。メトロポリタン美術館(ニューヨーク)と並ぶ世界最大級の美術館であると同時に、ヨーロッパで最も古い美術館のひとつ。レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」など、世界の名画の宝庫で、日本でも、その一部が紹介される美術展が開催されるたびに話題となっている。今回のBD/マンガ作品では、作家による取材を元に、このルーヴル美術館を舞台にした物語が展開する。

出展作家・作品について

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ニコラ・ド・クレシー「氷河期」

1966年フランス生まれ。アングレームの美術学校に3年間通った後、アニメーションの分野で様々な仕事に携わる。一方で、BD作品も発表、「醜く、貧しく、病弱」(1997年)は、アングレーム国際BDフェスティバルで最優秀作品賞を受賞。

「氷河期」は、いつかの未来、考古学者の一団が氷の下に埋もれたルーヴルを発見する、という話。考古学者たちは「かつての文化」を読み解こうと試みるが、どこかズレていて......

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マルク=アントワーヌ・マチュー「レヴォリュ美術館の地下」

1959年フランス生まれ。美術学校で彫刻を学んだ後、グラフィックデザインと空間演出を手がけるアトリエを立ち上げる。展覧会の空間演出を手がける一方、多くのBD作品を制作。

「レヴォリュ美術館の地下」では、白と黒を巧みに使い、変化を続ける巨大な組織ルーヴルを幻想的な中にも皮肉を交えた視点でとらえ、芸術や時の流れ、知識の継承についての考察を読者に投げかける。

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エリック・リベルジュ「奇数時間に」

1965年フランス生まれ。1990年から、当時の同人誌やファン雑誌に作品を寄稿し経験を積む。2000年には出版社「Pointe Noire」を立ち上げる。ファンタジーものからアドベンチャー作品まで、中世ものから第2次世界大戦ものまで、幅広く手がける。

「奇数時間に」は、夜の美術館に突如訪れた、幻想と美術の交錯した世界、その人生の急転に困惑する耳の不自由な青年を描いている。

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ベルナール・イスレール「ルーヴルの上に広がる空」

1957年、ベルギー生まれ。1978年、『スピル』誌上で、デビュー作「ビドゥイユとヴィオレット」の連載を開始。1986年、壮大な歴史ロマンシリーズ「ベルナール・サンブル」で作風を一新。インターネット上で実験的な制作を行ったマンガ家としてパイオニア的存在でもある。

ジャン=クロード・カリエール原作の「ルーヴルの上に広がる空」は、フランス革命時代のルーヴル美術館を舞台に、ロベスピエールや画家ダヴィッドの関係を描いている。

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荒木飛呂彦「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」

1960年、宮城県仙台市生まれ。1980年、第20回手塚賞にデビュー作「武装ポーカー」で準入選し、翌81年、『週刊少年ジャンプ』(集英社)に掲載される。1983年、同誌に、初連載「魔少年ビーティー」を発表。1987年から、今日まで続く大河作品「ジョジョの奇妙な冒険」の連載を同誌で開始。現在、『ウルトラジャンプ』で第7部を連載中。

「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」は、「ジョジョ」シリーズの登場人物でもある、特殊な能力を持ったマンガ家が、ルーヴル美術館に所蔵されているという謎の絵を追い、その正体をつきとめるという物語。

© Musee du Louvre Editions / Futuropolis
© Musee du Louvre Editions / Futuropolis /LUCKY LAND COMMUNICATIONS 2009 by HIROHIKO ARAKI


「KYOTO CMEX 2010」についてはこちら

※スケジュール・内容については変更の可能性があります。予めご了承ください。

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