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シンポジウム

MADMEN

京都におけるユニークな学問的系譜の継承と革新をめざす「京都人類学研究会」。そして、同じく京都でマンガという文化を新たに発信し始めた「京都国際マンガミュージアム」。この一見無関係な2つがコラボレーションすることで、これまでほとんど論じられなかった「マンガと人類学」の関係を考える!

開催日 2006年12月16日(土)午前10時~午後3時
会 場 京都国際マンガミュージアム1階「多目的映像ホール」
参加費無料

※マンガミュージアムに入館いただくためには、別途料金が必要です。

定 員当日 先着200名様
主催:京都国際マンガミュージアム・京都人類学研究会

第一部 世界のマンガ文化

マンガミュージアムオープニング企画展「世界のマンガ展」にからめて、世界各地におけるマンガの受容状況をレポートしていただく。同時に、マンガと人類学の関係について考える。

総合司会 吉村和真(京都精華大学助教授)
スピーカー 村上知彦
(マンガ評論家・神戸松蔭女子学院大学専任講師/東アジア)
「受容から発信へ 東アジアとまんがの21世紀」
都留泰作
(文化人類学者・マンガ家・富山大学助教授/アフリカ)
「経験としての人類学、そしてマンガ。アフリカと沖縄から」
マット・ソーン
(文化人類学者・京都精華大学助教授/アメリカ)
「コマの中を形づくるコマの外の世界」

第二部 諸星大二郎の神話世界

マンガ家の諸星大二郎氏と評論家の呉智英氏をお迎えし、『マッドメン』に代表される諸星作品の「神話」的世界を読み解く。また、マンガという表現に描出された現代社会における「神話」的機能を考える。

対談:諸星大二郎(マンガ家)×呉智英(評論家)

諸星大二郎プロフィール
1949年東京都出身。1970年、「ジュン子・恐喝」が『COM』に入選し、デビュー。 1974年、『生物都市』で第7回手塚賞入選。代表作として、「妖怪ハンター(稗田礼次郎のフィールド・ノート)」シリーズ、『暗黒神話』、『孔子暗黒伝』など。2000年、『西遊妖猿伝』で第4回手塚治虫文化賞受賞。 人類学・民俗学的モチーフにあふれた独自の世界は、文化人類学にも多大な影響を与え続けている。