えむえむ連続講座
第9回:Mangaがイギリスの子どもたちに与えた影響
講師 |
エマ・ヘイリー Emma Viecela 氏(セルフメイド・ヒーロー社編集者)
ソニア・レオン Sonia Leong 氏(マンガ・アーティスト)
エマ・ヴィセッリ Emma Vieceli 氏(マンガ・アーティスト)講演は英語・通訳あり
| 日 時 | 2007年7月3日(火)午後 3 時~ 4 時 30分 |
会 場 |
京都国際マンガミュージアム 1階 こども図書館 | 参加料 |
無料 ミュージアムへの入場料は別途必要です。(大人500円、中高生300円、 小学生100円) |
定 員 |
50名、申込不要、先着順
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京都国際マンガミュージアムでは、マンガ文化の持つ多様な側面と可能性を紹介し、マンガの更なる発展と幅広い領域での活用を促進するため、さまざまな分野における第一人者を講師に招き、定期的に「えむえむ連続講座」を開催いたします。
今回は、シェークスピアの作品を日本のMangaスタイルで再解釈するという「マンガ・シェークスピア」シリーズを手がけたイギリスの編集者、マンガ・アーティストをお招きし、現在、世界中で読まれている日本のマンガが、イギリスの子どもたちに与えている影響についてお話いただきます。
日本では、古典と呼ばれる文学作品はしばしばマンガ化され、学校図書館などにも流入することで、読み継がれてきました。現在、マンガというメディアのこうした教育的な可能性も海外で注目されています。そのひとつの実践例から、その可能性について考えたいと思います。
「マンガ・シェークスピア」シリーズについて
イギリス在住のアーティストが、日本特有であるとされるMangaのスタイルで、シェークスピア作品を改作するというシリーズ。イギリスの出版社メトロ・メディア(Metro Media)の一部門であるセルフメイド・ヒーロー(Self Made Hero)社から、今年3月刊行が始まった。舞台や人物設定は、『ロミオとジュリエット』が、ヤクザ抗争のさなかの渋谷に置き換えられ、原作の神父が神主に置き換えられるというように大胆な改変を加えられているが、台詞は、シェークスピアの台詞がほぼそのまま使用されている。主に英米圏の10代の読者を対象として、シェークスピア作品へのイントロダクションとして構想された。
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