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えむえむ連続講座
京都国際マンガミュージアムでは、マンガ文化の持つ多様な側面と可能性を紹介し、マンガの更なる発展と幅広い領域での活用を促進するため、さまざまな分野における第一人者を講師に招き、定期的に「えむえむ連続講座」を開催いたします。 現在、マンガは単に読んで楽しむだけでなく、例えば、文学や経済といったものがそうであるように、「研究」する対象となりつつあります。それに伴って、全国には「マンガ研究」を教える大学も増えてきましたが、中学校の授業にも「マンガ研究」は採り入れられ始めています。 今回は、総合的な学習の一環として、中学生に「マンガ研究」の楽しさを教えている京都教育大学附属桃山中学校教諭の田内雅人先生をお招きし、生徒たちの具体的な「研究」(「汗から分析するマンガの描かれ方」「ジャンプの掲載人気順について」など)を例に、そこでの実践をご紹介いただきます。 これまで「マンガを使った授業」は行われてきましたが、生徒たちに、正面切ってマンガそのものについて深く考えさせるという試みはあまりありませんでした。新しいマンガの教育的利用のひとつとして、教育論も多く書かれている評論家の呉智英氏と議論いたします。
田内 雅人(たうち・まさと) |