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えむえむ連続講座
京都国際マンガミュージアムでは、マンガ文化の持つ多様な側面と可能性を紹介し、マンガの更なる発展と幅広い領域での活用を促進するため、さまざまな分野における第一人者を講師に招き、定期的に「えむえむ連続講座」を開催いたします。 今回は、日本で唯一マンガ学部を持つ京都精華大学で、マンガを使った英語教育の実践を行っているジェシカ・バウエンス氏をお招きし、氏が担当している「マンガ専門英語」の模擬授業を行います。 現在、マンガは、教材として様々な教育現場で利用されつつあります。語学教育もそのひとつで、マンガ作品の英語版テキストが刊行される例もあります。ただし、日本国内において、マンガを使って英語を教えるという試みは、まだ広く行われているわけではありません。 一方、海外には、日本マンガを楽しむ延長として、日本語を学びたいという若い人たちが数多くいます。マンガには、ことばや生活習慣といったその国の文化が生き生きと魅力的に描かれているからです。スペインなど、国や地域によっては、マンガを使った日本語教則本はベストセラーにさえなっています。 こうした状況を踏まえ、マンガを使った語学教育や、マンガを通じた異文化交流の可能性について、考えてみたいと思います。
ジェシカ・バウエンス (Jessica Bauwens) |