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高橋真琴工房展

 京都国際マンガミュージアムではこの度、特別展「少女マンガの世界<原画’(ダッシュ)>京都展」開催に伴い、1950~1970年代にかけて、少女雑誌の表紙絵や、さまざまな文具・雑貨を飾る可憐な少女画で一世を風靡した画家・マンガ家の高橋真琴氏をお招きし、超絶技巧で知られる氏の制作の過程を実際に見ることができる実演イベントを開催いたします。

 「MACOTO」の少女画は、かつての少女たちを熱狂させたのみならず、現在の「オトメ」ブームの中心も担っており、三世代にわたるカリスマ的人気を誇っています。現役で毎年個展や展示会を開催するほか、過去作品の復刻や人気作家とのコラボ絵本、「大人の塗り絵」の展開など話題は尽きません。マンガ研究においても、そのマンガ作品が少女マンガのひとつの源流であるとして改めて注目を浴びています。

 絵の中の少女たちがどのように生命をもたらされるのか、創作の秘密を体感していただく貴重な機会となるでしょう。

 また、本イベントに伴い、高橋氏の原画を展示いたします。そこで出展される作品の一部は、同時期に開催中の特別展「少女マンガの世界<原画’(ダッシュ)>京都展」に展示される精巧な複製原画=原画’(ダッシュ)の元となった作品です。両者を比較してご鑑賞いただけましたら幸いです。

実演イベント日時 2007年12月14日(金)・15日(土)・16日(日)
午後2時 ~ 5時
原画展示期間 2007年12月13日(木)~29日(土)
会 場 京都国際マンガミュージアム 2階
ギャラリー4
展示内容高橋真琴による叙情画の原画52点
入場料実演イベント参加料・原画鑑賞料共に無料

※ミュージアムへの入場料は別途必要です

高橋真琴 (たかはし・まこと)
1934年大阪府生まれ。1950年代半ばから赤本・貸本漫画で活躍。1957年からは『少女』など雑誌に舞台を移し、「プチ・ラ」などを連載。抒情画も多数手がけ、雑誌の表紙や文房具などを通じて少女文化の全体に大きな影響を与えた。