終了しました 「日本に遠くて近いマンガの国 台湾」展
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「日本に遠くて近いマンガの国 台湾」展

 現在、世界で最も日本マンガが受け入れられ、日本マンガに近い感覚の作品が描かれている地域・台湾のマンガはそもそも「のらくろ」や「冒険ダン吉」などの戦前の日本マンガに影響を受けた若手のマンガ家が始めた雑誌によって大きく発展しました。多くの児童マンガ雑誌が創刊され、武術・任侠をテーマにした中国の大衆小説である武侠物のストーリーを取り入れた作品が大流行し、1960年前後にはマンガブームはピークに達しました。

 ところが、1966年に導入された検閲によって、マンガ表現に多くの制約が加えられ、マンガ家の活動は制限されることになり、検閲に反対して筆を折るマンガ家も現れ、台湾マンガは一気に衰退してしまいます。そこに検閲による規制が甘かった日本マンガが海賊版の形で輸入され、長く台湾のマンガファンは日本マンガに親しむようになりました。

 日本人にとっては親しみやすく、なおかつ世界に目を向けている台湾マンガの特徴と魅力を、歴史と代表的なマンガ家、作品を通してご紹介致します。

開催期間 2007年12月6日(木)~2008年3月9日(日)

※2007年12月31日~2008年1月3日、2008年1月21日~24日は休館
※2008年1月15日~3月22日の開館時間は午前10時~午後6時
  (最終入館時刻:午後5時30分)です

会 場 京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー2
入場料 無料

※ミュージアムへの入場料は別途必要です

展示構成 作家と作品紹介も含む解説パネルとマンガ本の展示
 ・ 台湾マンガの黎明期(1945-1954)
 ・ 台湾マンガの隆盛(1955-1964)
 ・ マンガ審査制度と台湾マンガの受難(1965-1974)
 ・ 日本マンガの流入と台湾マンガの再生(1975-1984)
 ・ 国際交流の時代(1985-)
 ・ 台湾マンガの現在――台湾の学生作品