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えむえむ連続講座
京都国際マンガミュージアムでは、マンガ文化の持つ多様な側面と可能性を紹介し、マンガの更なる発展と幅広い領域での活用を促進するため、さまざまな分野における第一人者を講師に招き、定期的に「えむえむ連続講座」を開催いたします。 今回は、横山隆一記念まんが館でマンガに関する数々の展覧会、イベントを企画されてきた学芸員・奥田奈々美氏をお招きし、マンガを展示するということの可能性や苦労などについてお話いたします。 1990年、国立博物館における初のマンガ展覧会として「手塚治虫展」が開催されました。そうしたこともひとつのきっかけとなって、現在、毎年、相当数のマンガに関する展覧会が開催されています。また、それと並行するように、マンガをテーマにした博物館等も全国に作られています。 しかしながら、こうした展覧会において、実際にマンガを読むこと以上の面白さを演出するのは、非常に難しいということがわかってきました。 マンガミュージアムではこれまで、従来のマンガ展覧会にとらわれない、マンガ文化の広がりと可能性を体現するような形の展覧会やイベントを企画してきましたが、さらなる可能性を求めて、横山館に学ぶのはもちろん、「こんな展覧会をやってほしい!」という意見を持った皆様とも議論できたらと思っております。
奥田奈々美 (おくだ・ななみ) |