アニメの元祖・錦影絵
落語と錦影絵の世界
当館では、桂米朝一門の方々を迎え、江戸時代から上方で「錦影絵」と呼ばれていた大変貴重な芸能を見ていただける上演会を開催いたします。
この芸能は、着色された絵を動きのある映像にして見せるもので、オランダから伝承された幻灯機が、日本人の工夫・改良により伝統文化と結びつき、新しい芸能となったと考えられます。そしてこの「錦影絵」は、桂米朝一門により、貴重な道具を使い演ずる芸能として、現在も引き継がれています。
桂米朝師匠は、京都伏見にお住まいだった最後の錦影絵師・山田健三郎氏から、大変貴重な“フロ”と呼ばれる映写機や種板を譲り受けられ、長年に渡り保存され、語りを入れた“芸”として伝承してこられました。まさにカラーアニメーションの源流は幻燈・錦影絵にあるといえるでしょう。またその幻燈が、一世を風靡した「紙芝居」の源流ともなった事は、当館にとっても真に興味深い事です。
落語を堪能していただいた後で、是非「錦影絵」もお楽しみください。
日 時 | 2009年3月14日(土) 午後5時開演
開場: 午後4時30分
上演時間: 約120分 ※当日、マンガミュージアムは午後6時で閉館です |
会 場 | 京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール |
料 金 |
前売券 2,000円 / 当日券 2,500円
※招待券、団体・各種割引等の併用はできません
※座席は自由席となります
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内 容 |
番 組 <落語> 桂 吉坊<落語> 桂 まん我 <落語> 桂 米左 ※演目は当日のお楽しみ 中 入 錦影絵 解説 : 米左操作 : 吉坊、まん我 |
主催 :京都国際マンガミュージアム
制作協力 : 米朝事務所
■問い合わせ
京都国際マンガミュージアム(075-254-7414)
<プロフィール>
桂 米左(かつら・よねざ) 氏
米左の落語を観て下さい、聴いて下さい。楽しんで頂きます、喜んで頂きます。損はさせません。
桂 まん我(かつら・まんが) 氏
明るく、楽しく、さわやかに、とにかくおもしろい落語を目指して勇往邁進!! 「まん我」です。
桂 吉坊(かつら・きちぼう) 氏
この童顔あなどるなかれ。古典芸能愛は師匠仕込み。酒への愛は大師匠仕込み。