新聞漫画を始め、私たちは様々な場所で「四コマ漫画」という形式に親しんでいます。四コマが「起承転結」を表していることで、しばしば「コマ漫画の基本形」とも言われてきました。
しかしながら、その歴史や、現代における豊かな広がりについて、まとめて紹介されることはほとんどなかったのではないでしょうか?
本展覧会では、漫画・風刺画史研究家の清水勲氏を監修に迎え、「四コマ漫画」の歴史や広がりなどをご紹介いたします。この伝統的でかつ新しいジャンルの魅力を知っていただけたらと思います。
開催期間 |
2009年 8月22日(土)~12月13日(日)
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会 場 |
京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー1・2 |
入場料 |
無料
※ミュージアムへの入場料は別途必要です |
展示内容 |
(1) |
江戸時代の木版画や大正時代の新聞などを含む、書籍、新聞などの現物資料約80点や図版豊富な解説パネルなどで、江戸時代から現代までの四コマ漫画の歴史を紹介 |
(2) |
四コマ漫画を作りながらその仕組みを体感できる参加型展示コーナー |
(3) |
四コマ漫画400冊以上を集めた読書コーナー |
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主催:京都国際マンガミュージアム
監修:清水 勲 氏(漫画・風刺画史研究家)
関連イベント
講演会 「四コマ漫画の世界」
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本展覧会のベースとなっている『四コマ漫画』の著者が、その内容を解説。本や展覧会に納まりきらなかったエピソードとともに、四コマ漫画の魅力を語ります。 |
講 師 |
清水 勲 氏
(漫画・風刺画史研究家、当館研究顧問) |
日 時 |
2009年9月6日(日) 午後1時~午後2時30分 |
会 場 |
京都国際マンガミュージアム 3階 研究室1 |
参加料 |
無料 ※ミュージアムへの入場料は別途必要です |
定 員 |
50名(先着順、申込不要) |
参 考 |
<清水勲氏プロフィール>
清水勲(しみず・いさお)1939年東京生まれ。漫画・諷刺画研究家。帝京平成大学教授・京都国際マンガミュージアム研究顧問。1982年、ジョルジュ・ビゴーの研究で第1回高橋邦太賞(現・日仏文化賞)受賞。1986年、長年の漫画史研究が認められ、第15回日本漫画家協会賞特別賞受賞。『漫画の歴史』(岩波書店)、『サザエさんの正体』(平凡社)、『大阪漫画史』(ニュートンプレス)、『年表 日本漫画史』(臨川書店)など著書多数。
<関連書籍>
本展企画のベースとなった清水勲氏の著書『四コマ漫画―北斎から「萌え」まで―』(岩波新書〔ISBN: 9784004312031〕¥777(税込))が好評発売中。
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