フランスのMANGAがマンガの未来を変える

『ラストマン』:トランスメディアな展開が広がるマンガの今後

© Euromanga / Vivès-Balak-Sanlaville

© Casterman / Vivès-Balak-Sanlaville

© 板橋しゅうほう

この度、京都国際マンガミュージアムでは、日本のマンガとフランスのバンド・デシネ(フランス語圏のコミックスの総称,BDとも表記)を融合させた作品『ラストマン(Lastman)』で話題を集めているフランスのクリエイターバスティアン・ヴィヴェス氏、バラック氏、ミカエル・サンラヴィル氏と日本のマンガ家板橋しゅうほう氏をお招きしたトークショーを開催します。本イベントは、アンスティチュ・フランセ関西の主催する「バンド・デシネの週末in関西」との共同開催です。

日時

2016年10月16日(日)午後2時~4時

会場 京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
出演者

バスティアン・ヴィヴェス(BD作家)
バラック(BDストーリー作家、イラストレーター)
ミカエル・サンラヴィル(BD作家、イラストレーター)
板橋しゅうほう(マンガ家、京都精華大学マンガ学部教授)

料金 無料 ※ミュージアムへの入場料は別途必要です
定員 200名(先着順)
参加方法

事前申込不要
※当日午前 10時より、ミュージアム館内にて整理券を配布

内容

フランスのBDだけではなく、日本のマンガやアニメ、ビデオゲームから影響を受けて育ったフランスの若手作家バスティアン・ヴィヴェス氏、バラック氏、ミカエル・サンラヴィル氏の3名により描かれた『ラストマン』。「フランス風のMANGA」を標榜するこの作品は、フランスで初めて生まれた「少年MANGA」とも呼ばれ、世界最大級のコミックの祭典、2015年度アングレーム国際マンガフェスティバルの最優秀シリーズ賞を受賞するなど、幅広い層から愛されています。

フランスのBDのスタイルと日本のマンガの技法を巧みにミックスしたこの独特な作品を、アメリカン・コミックスとBDのマニアで、デビュー当初からそのスタイルを取り入れた作品で知られる日本のマンガ家、板橋しゅうほう氏に解説していただきます。

作品制作にいたるまでの経緯や、BDとマンガにおける視覚表現の比較など、日仏のアーティストによるトークショーをお楽しみください。

トークショーの後にはサイン会も予定しています。

※日本語-フランス語の逐次通訳あり。

サイン会について

当日、トークショーに参加いただき、ミュージアムショップで対象書籍をご購入いただいた先着50名を対象に、トークショー終了後、フランスのゲストマンガ家3名によるサイン会を開催します。

日時

2016年10月16日(日) 午後4時30分~午後5時30分

会場 京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
参加方法

トークイベント整理券をお持ちのうえ、ミュージアムショップで対象書籍を購入。
ご購入後にサイン会の参加券をお渡しします。
トークショー終了後、サイン会整理券順にサイン会を行います。

※サイン会時にも参加券は必要です。無くさないようにお持ちください。

※サイン会参加券の配布はお一人さま1枚とさせていただきます。

※サインは、こちらで用意した色紙1枚に3人がさせていただきます。他の色紙、書籍等へのサインはお断りいたします 。

※色紙には、お名前を宛名(ペンネーム、ハンドルネーム可。様のみ、宛名なしは不可)としてサインをさせていただきます。

作家プロフィール

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バスティアン・ヴィヴェス (Bastien Vivès)

1984年、フランス生まれ。ゴブラン映像学校でアニメーションを学び、2007年、『彼女(たち)(Elle(s))』でデビューした。2008年には、『塩素の味(Le Goût du chlore)』で、アングレーム国際マンガフェスティバル新人賞を受賞するなど、伝統的なバンド・デシネのスタイルにとらわれない作品で注目を集めている。現在はフランスで最も人気の高い若手作家の一人になっている。『塩素の味』と『ポリーナ』は日本語にも翻訳され、2013年には『塩素の味』で、文化庁メディア芸術祭で新人賞を受賞した。2013年以降、ミカエル・サンラヴィル、バラックと『ラストマン』を執筆中。

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バラック(Balak)

1979年、フランス生まれ。子供の頃からアジアのアニメやマンガを見て育ち、ゴブラン映像学校でアニメーションを学んだ。2010年、三ツ星レストランを舞台にした料理ものBD『ロード・オブ・バーガー(Lord of Burger)』(作:オドレー・アルウェット他、画:アレサンドロ・バルブッチ他)の作画チームとしてデビューし、アニメーション制作会社でストーリーボードの担当者としても活躍した。2013年からはネット配信のショートアニメシリーズ『レ・カソス (Les Kassos)』の制作に携わる一方、バスティアン・ヴィヴェス、ミカエル・サンラヴィルとチームを組み、『ラストマン』を執筆中。

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ミカエル・サンラヴィル(Michael Sanlaville)

1982年、フランス生まれ。ゴブラン映像学校でアニメーションを学び、2008年、バスティアン・ヴィヴェスとの共作『ハリウッド・ジャンHollywood Jan』でBD作家デビューした。その後、2009年に『ロシェ・ルージュ(Rocher rouge)』(作:エリック・ボルグ)、2012年に『緑の災厄(Le Fléau vert)』を出版。2013年以降、バスティアン・ヴィヴェス、バラックとチームを組み、『ラストマン』を執筆中。2016年には、新作『メメルMémel』(作:エリック・ボルグ)が刊行された。

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板橋しゅうほう (いたはししゅうほう)

1954年、滋賀県生まれ。1976年、京都市立芸術大学日本画科在学中に『月刊OUT』にて『ペイルココーン』でデビュー。81年には『ラッキールートへランナウェイ」で『週刊少年ジャンプ』の第21回手塚賞準入選を受賞した。代表作は『ペイルココーン』、『セブンブリッジ』、『凱羅』など。 アメリカン・コミックスやBDの要素を取り入れたリアルかつダイナミックな画風で描き出すSFアクションで多くの読者を魅了してきた。1986年には『アイ・シティ』が劇場アニメ化されたほか、マンガ以外にテレビゲームの原作や、プレイステーションコミック、特撮テレビ番組の怪人デザインなど、マンガのみならず幅広い分野で活躍している。

© 板橋しゅうほう

※スケジュール・出演者・内容などについては変更の可能性があります。予めご了承ください。

-IMRC- 国際マンガ研究センター
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