© TOKYOPOP Inc. and Svetlana Chmakova
© Felipe Smith
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マンガスタイル・ノースアメリカ展
―これもマンガ?北米で活躍するマンガ家たち
本展覧会では、重要なコミック文化圏でありながら、これまで取り上げられる機会の少なかった北米のマンガに焦点を当て、異なるジャンルで活躍するマンガスタイルの作家3名の作品を展示します。
スーパーヒーロー・コミックスをマンガスタイルで描く宮沢武史氏、青年向け作品を描きMangaとして受容されるフェリーペ・スミス氏、少女向けMangaの代表的な作家と捉えられているスヴェトラーナ・シマコヴァ氏の3名です。
作家たちの作品に触れながら、北米のマンガスタイル、マンガブームについても考察します。
日時 |
2012年1月5日(木)~2月5日(日) ◇午前10時~午後6時 (最終入館は午後5時30分) ◇休館日:毎週水曜日 |
会場 | 京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー4 |
料金 |
無料 ※ミュージアムへの入場料は別途必要です ※開館5周年記念「入場料ご優待キャンペーン」につき、京都市在住の方は、開催期間中、京都市民を証明するものを提示いただくと、入場料が2割引となります。 |
主催 京都国際マンガミュージアム、京都精華大学国際マンガ研究センター
主な展示内容
- 北米におけるマンガ、マンガスタイルについての解説パネル及び資料
-
3名の作家の作品約90点
(カラー作品41点、白黒作品50点の複製原画及び日本語によるあらすじ) - 展示作家の単行本及び関連商品
宮沢武史 「Bull's Eye」
© Marvel and Takeshi Miyazawa
スヴェトラーナ・シマコヴァ「DRAMACON」
© TOKYOPOP Inc. and Svetlana Chmakova
フェリーペ・スミス 「PEEPO CHOO」
© Felipe Smith
北米マンガ家+モーニング編集長+翻訳者~日本のマンガ・北米のManga
現在、日本に滞在している展示作家の宮沢武史氏とフェリーペ・スミス氏、『モーニング』(講談社)の編集長で、『モーニング国際新人漫画賞』を立ち上げた島田英二郎氏、またコミックスの翻訳を多数手がけ、海外と日本のマンガをつなぐコーディネーターも務める椎名ゆかり氏をお招きし、北米と日本においてマンガのスタイルを用いた作風で単行本を出版している作家と、それをプロデュースする側のプロフェッショナルによる、日本と北米の「マンガ」をめぐる貴重なトークイベントを開催します。
日時 | 2012年1月14日(土) 午後2時~4時 |
会場 | 京都国際マンガミュージアム 3階 研究室1 |
出演 |
宮沢武史氏(マンガ家) フェリーペ・スミス氏(マンガ家) 島田英二郎氏(モーニング編集長) 椎名ゆかり氏(翻訳者・コーディネーター) |
料金 |
無料 ※ミュージアムへの入場料は別途必要です |
定員 | 先着50名 (先着順) |
参加方法 | 事前申込不要 |
宮沢武史(Takeshi Miyazawa)プロフィール
1978年、カナダ、トロント生まれ。
日系二世で幼少期から日本のマンガに親しむ。アートスクール在学中の1998年、アメリカの小コミックス出版社SLGの短編コミックアンソロジー『Love in Tights』に短編を発表。2000年にはデビュー短編の世界観を引き継いだ『Sidekicks』(J. Torres 脚本)を友人のC.B.Cebulskiが興したFanboy-Entainment社から刊行し、コミックアーティストとして本格デビュー。2004年、CebulskiがMarvel Comicsの編集者になったことから同社に活動の場を移し、スパイダーマンの恋人メリー・ジェーンを主人公にした学園モノ『Mary Jane』のアーティストとしてブレイク。
2007年以降は日本に移住し、『電撃ゲームス』(アスキー・メディアワークス)にてビデオゲームからのスピンオフ作品『Lost Planet』(2010年)を発表するなど日本でも作品を発表しつつ、アメリカ市場向けのコミックスやデザインの仕事を続けている。
フェリーペ・スミス(Felipe Smith)プロフィール
1978年、アメリカ・オハイオ州生まれ。
ジャマイカ人の父とアルゼンチン人の母を持ち、5歳の時にアルゼンチンに移り住む。高校を出た後再びアメリカに渡り、シカゴの美術大学(The School of the Art Institute of Chicago)でファインアートを学んだ。卒業後、本屋で偶然日本のマンガと出会い感銘を受け、いくつかの職を経験しながらロサンゼルスのカラオケ屋で日本語を独学で勉強しつつ、マンガを描き続けた。
2004年にアメリカのマンガ出版社・TOKYOPOPの新人漫画賞Rising Stars of Mangaで準優勝を受賞。2005年『MBQ』(全3巻)で商業デビューを果たす。2007年夏『モーニング』(講談社)の編集者に認められ、2008年に来日し、その後『モーニング・ツー』(講談社)でほぼ1年半に渡って『PEEPO CHOO(ピポチュー)』を連載した。
現在日本在住。
スヴェトラーナ・シマコヴァ(Svetlana Chmakova)プロフィール
1979年、ソビエト連邦時代のロシアに生まれる。
16歳の時にカナダ、オンタリオに移住。大学でアニメーションを勉強後、2002年から自身のHPや会員制コミックスのサイトで作品を発表していたところ、作品を見た編集者から声が掛かり、2005年にティーンエイジャー向け一般女性誌『Cosmogirl』で『Adventures of CG!』の連載を開始。マンガ出版社TOKYOPOPの編集者からも作品の依頼を受け、同年初の単行本となる『ドラマコン』(全3巻)を出版した。『ドラマコン』はコミックスのオスカーとも呼ばれるアイズナー賞のほか、いくつかの賞でノミネートされるなど、高い評価を得る。
2009年以降、マンガ雑誌『Yen PLUS』(Yen Press)を発表の場として選び、オリジナルシリーズ『Nightschool』や、人気作家ジェームズ・パターソンによる青年向け小説『Witch and Wizard』のマンガ化作品を同誌から出版している。
現在カナダ、トロント在住。
※スケジュール・出演者・内容などについては変更の可能性があります。予めご了承ください。