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土偶は太古のフィギュアだった?!
京都国際マンガミュージアム 夏の特別展

フィギュアの系譜展--土偶から海洋堂まで

いまやコンビニなどで日常的に目にする<フィギュア>。現在、日本のフィギュア文化は、「オタク」カルチャーを飛び越えて、世界のアートシーンでも大変高い評価を受けています。

しかし、<フィギュア>を作り、愛でる文化は、現代になって突如現れたものではありません。太古の土偶や埴輪(はにわ)、お茶の間に飾られているこけし、子どものころ遊んだ「リカちゃん人形」や「ロボットプラモデル」もすべて、現在のフィギュアにつながる<人形>文化の中で発展していったものです。

この展覧会は、土偶・埴輪に始まる日本の<人形>文化の歴史を紹介した上で、現代フィギュア文化の代名詞と言っても過言ではない海洋堂のフィギュア作品を一堂に集めた新しい<フィギュア>展です。

期間 2010年7月10日(土)~9月26日(日)
◇開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
◇休館日:毎週水曜日
※ただし、夏休み期間(7月14日~8月31日)は無休・午後8時まで延長(入館は午後7時30分まで)
会場 京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー1・2・3
特別展
観覧料
大人1,000円、中高生500円、小学生200円
(※ただし、ミュージアム入場料〔大人500円、中高生300円、小学生100円〕含む)

協力  株式会社海洋堂、株式会社龍遊館

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展示内容

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関連イベント

トークショー「BOME×村上隆」

出演 BOME(株式会社海洋堂所属フィギュア原型師)
村上隆(アーティスト)
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日時 2010年7月10日(土) 午後1時~2時
会場 京都国際マンガミュージアム 
1階 多目的映像ホール
料金 無料 
※ミュージアムへの入場料は別途必要です
定員 250名(申込不要、先着順)
※当日午前10時より会場前にて整理券を配布
「鬼娘」(BOME・原型製作、うたたねひろゆき・原画)(C)うたたねひろゆき/コミックハウス

ギャラリートーク&講演会
妖怪/フィギュア論

展覧会をより深くお楽しみいただくために、同展をマンガミュージアムと共同でプロデュースした、兵庫県立歴史博物館の主査・学芸員の香川雅信氏をお迎えし、ギャラリートーク&講演会を開催します。

郷土玩具などおもちゃの研究者であり、また妖怪専門誌『怪』などにも執筆されている妖怪研究の旗手でもある香川氏の解説をお楽しみください。

●香川雅信氏プロフィール

日時

2010年8月8日(日)

(1)ギャラリートーク : 午後1時~1時30分
(2)講演会 : 午後1時40分~2時30分

会場

京都国際マンガミュージアム
(1)ギャラリートーク : 特別展会場 (2階 ギャラリー1・2・3)
(2)講演会 : 2階 和室(多目的研究室2)

料金

(1)ギャラリートーク : 無料
※特別展の観覧料は別途必要です

(2)講演会 : 無料
  ※ミュージアムへの入場料は別途必要です

定員 50名(申込不要、先着順)

ワークショップ「フィギュアに色を塗ろう!」

海洋堂のフィギュアに色を塗る工作ワークショップです。

●詳しくはこちら

日時 特別展開催期間中の土・日曜、祝日
午前11時~午後5時(受付は午後4時30分まで) 
*ただし、7月10日(土)~8月31日(火)は、毎日開催
会場 京都国際マンガミュージアム 1階 吹抜け
料金 300円 ※ミュージアムへの入場料は別途必要です
定員 100名(申込不要、先着順)
当日会場前にて受付
ワークショップ「フィギュアに色を塗ろう!」

※スケジュール・内容については変更の可能性があります。予めご了承ください。

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江口寿史×BOME
「古代少女ドグちゃん」をBOMEがフィギュア化!!

毎日放送系の深夜ドラマとして放映され、カルト的人気を博した「古代少女ドグちゃん」。その主人公「ドグちゃん」を、マンガ家、イラストレーター・江口寿史(「ストップ!ひばりくん」)が描いたことでも話題に。本展では、このイラストを展覧会のイメージキャラクターとして採用。

さらに!本展覧会の開催期間と平行して、フィギュア原型師・BOMEが、このイラストを立体化するプロジェクトも発動!その制作過程は、展覧会場でも報告する予定です。

「古代少女ドグちゃん」とは?

1万年前の世界から目覚めた土偶の神様・ドグちゃんが現代社会の歪みが生みだした妖怪と戦うというホラーコメディ。井口昇(『ロボゲイシャ』)、清水崇(『呪怨』)らツボを押さえた演出陣や、竹中直人といった毎回の豪華ゲストキャストが話題を呼んだ。

◆「古代少女ドグちゃん」オフィシャルサイト
http://doguchan.jp/
◆MBS 「古代少女ドグちゃん」HP
http://www.mbs.jp/doguchan/

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株式会社海洋堂について

1964年創業、本社・大阪府門真市。フィギュアなど各種模型およびジオラマの製作・販売を手がけ、フィギュアのオマケつき菓子「チョコエッグ」の大ヒットで「食玩」ブームを巻き起こした。高度な模型を小規模に生産する「ガレージキット」メーカーの草分けでもあり、ガレージキット作家たちの製品即売会「ワンダーフェスティバル」を1992年から現在まで年2回主催・運営するなど、日本の模型界の技術向上と市場拡大にも大きく寄与している。パリやニューヨークにおける現代アート展に作品を出展しているBOME氏や、その作品がアメリカ自然史博物館に博物資料として収蔵されている松村しのぶ氏といった模型製作の雛形を作成するアーティストを十数名擁していることでも有名。

入江コレクションについて

大阪府吹田市の故・入江正彦氏が収集していた日本の児童文化史に関する10万点以上にもなるコレクション。江戸時代から現代までの、玩具、書籍、印刷物、生活用品、文房具、教育資料、商業資料、絵画、写真など多岐に渡るコレクションで、現在寄贈先の兵庫県立歴史博物館が管理している。

BOME(ボーメ)氏について

株式会社海洋堂所属の造形作家。1961年大阪府生まれ。1980年代初頭、模型小売店からガレージキット(家内制手工業的な組み立て式模型)メーカーへ転身した海洋堂に造形スタッフとして参加、「美少女フィギュア」というジャンルがまだ存在していなかった時代に、その造型ノウハウをゼロから構築したパイオニアのひとり。

1998年、ニューヨークのアートギャラリーで個展を開催、現代美術界へのデビューを飾る。2001年には、カルティエ現代美術財団主催のフランス・パリでの展覧会に、村上隆氏と同じ「アーティスト」として招聘されるなど、その創作領域はワールドワイドなアートシーンにまで拡大を続けている。

村上隆氏について

アーティスト。1962年東京都生まれ。東京芸術大学で日本画を学びつつ、マンガやアニメなどポップカルチャーを取り入れた作品で脚光を浴びる。2003年、ニューヨークのオークション会社・サザビーズで、BOME氏と共同制作した等身大フィギュア「Miss Ko2」が50万ドル(約5,800万円)で落札され、話題となった。これは当時の日本現代美術作品の最高額。

自らの作品制作を行うかたわら、芸術イベント「GEISAI」プロジェクトのチェアマンを務めたり、若手アーティスト集団「Kaikai Kiki」を主宰したりするなど、プロデューサーとしての手腕もふるい、日本の現代美術界を牽引している。

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読んでから観るか?!観てから読むか?!
展覧会のオリジナル・ガイドブック発売!!

展覧会をより深く知りたいという方には、展覧会をつくった学芸員・研究員による全編書き下ろしのガイドブックをご用意しました!マンガミュージアムでの限定発売です。

【目次】

「フィギュアの系譜」概念図
論文「フィギュアの誕生~『ひとがた』への畏れと愛」(香川雅信)
海洋堂フィギュア オススメの一品
エッセー「海洋堂のおまけフィギュア――新しい景色の創造」(岡本宏一郎)
エッセー「2次元から3次元へ――仏像とフィギュア」(神部佳文)
エッセー「<フィギュア>と<ドール>」(伊藤遊)
エッセー「美少女フィギュアについて」(表智之)
マンガの中の人形

全16ページ(カラー8ページ)、図版多数!

定価:300円(税込)

◆ えむえむブログでもご案内しています
  「土偶は太古のフィギュアだった?!特別展開幕!!」 (2010/7/11)
-IMRC- 国際マンガ研究センター
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