京都国際マンガミュージアム/京都精華大学国際マンガ研究センター 第7回国際学術会議
コミコロジー:理論と実践を絡み合わせる新《研究》
この度、京都国際マンガミュージアムでは、京都精華大学国際マンガ研究センターとの共催で、マンガ・コミックス研究に関する国際学術会議を下記のとおり開催します。
2011年度から2015年度まで文部科学省の支援を基に、国際マンガ研究センター(IMRC)によって主催・共催された本会議は、補助金を活用した事業としては今回の会議で一区切りをつける形となります。
これまでの活動を記録した最終報告書の内容も含め、他分野の研究者の意見や一般的な視点を取り入れつつ、これまでのIMRCの活動について評価する場を設けます。
日時 | 2015年9月25日(金)〜27日(日) |
料金 | 無料 ※ミュージアムへの入場料は別途必要です |
参加方法 | 事前申込不要 |
定員 | 各パネル200名(先着順) |
主催: 京都国際マンガミュージアム、京都精華大学国際マンガ研究センター
内容
今回の国際会議は、「コミコロジー:理論と実践を絡み合わせる新《研究》」 をテーマとし、 次のような論点を中心に議論します。
- 「研究機関」 としての京都国際マンガミュージアム
- 実践的な学問としてのマンガ研究
- 実証的な学術研究としてのマンガ研究
なお、本会議は、平成21年に当館にて第1回が開催されて以降、ドイツ・ライプツィヒ(第2回)、韓国・プチョン(第3回)、日本・神戸(第4回)、インドネシア・バンドン(第5回)、オーストラリア・ウーロンゴン(第6回)でも開催されました。
会議プログラム
9月25日(金)
9月26日(土)
10:30-12:30 | Panel 3 | 実践的な学問 (2): 展覧会 |
吉岡洋(京都大学文学部教授) 伊藤遊(国際マンガ研究センター研究員) 夏目房之介(学習院大学身体表象文化研究科教授) |
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14:00-16:00 | Panel 4 | 実践的な学問(3): アーカイブ |
ケース・リベンス/Kees Ribbens(オランダ戦争・ホロコースト・ジェノサイド研究所教授/エラスムス・ロッテルダム大学) 石田佐恵子(大阪市立大学大学院文学研究科教授) ※尚、石田佐恵子氏の発表は、高野光平氏との共同研究に基づくものです。 |
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16:15-17:45 | Panel 5 |
実証的なコミッコロジー:言語学的アプローチから |
ニール・コーン/Neil Cohn(カリフォルニア大学認知科学部PD研究員) 金水敏(大阪大学大学院文学研究科教授) |
9月27日(日)
10:30-12:00 | Panel 6 | 「マンガ」の傘下で? アニメ研究というケース |
應矢泰紀(国際マンガ研究センター研究員) スティービー・スアン/Stevie Suan(京都精華大学マンガ研究科博士後期課程) 小林翔(京都精華大学マンガ研究科博士後期課程) |
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13:30-16:00 | Panel 7 | 隔絶のない特殊性:コミックスと文学、そして映像研究 |
中川成美(立命館大学文学部教授) 石田美紀(新潟大学現代社会文化研究科准教授) ジャクリーヌ・ベルント/Jaqueline Berndt(国際マンガ研究センター副センター長、京都精華大学マンガ研究科教授) |
※会議の使用言語は、日本語と英語で、必要に応じて、それぞれの逐次通訳が入ります。
問合せ先
京都精華大学国際マンガ研究センター
メール:imrc@kyotomm.jp
京都精華大学国際マンガ研究センター(IMRC)
2006年4月開設。「ミュージアムを活用したマンガの学際的・総合的研究と研究成果の社会還元」をテーマに、文部科学省の私立大学学術研究高度化推進事業である「オープン・リサーチ・センター」に採択された(期間:2006年度~2010年度)。
2011年度から2015年度までは、「マンガに関する国際的かつ先端的研究拠点の形成」という事業名で、文部科学省「戦略的研究基盤形成支援事業」による国庫補助金を受けている。
京都国際マンガミュージアムを活用した国際的マンガ研究の拠点形成と人材育成を目指し、マンガ資料の収蔵やデータベース構築、展示・講演・ワークショップなどの各種研究イベントの企画運営を進めている。
※スケジュール・出演者・内容などについては変更の可能性があります。予めご了承ください。