特別講演会
京都精華大学マンガ研究科・国際マンガ研究センター共催シンポジウム
日本マンガへの憧れからフュージョン・スタイルのマンガへ
ドイツのマンガ家クリスティーナ・プラカの場合
京都国際マンガミュージアム/京都精華大学マンガ研究科/同・国際マンガ研究センターはこのたび、ドイツですでに10年間のキャリアを持つマンガ家・クリスティーナ・プラカ氏をお招きした講演会を開催します。
プラカ氏は、日本のマンガに多大な影響を受けてそのキャリアを出発させましたが、日本マンガのスタイルをそのまま受け入れてきたわけではありません。自分自身の表現をいかに形成してきたのかといったことを、代表作「YONEN BUZZ」の構成、テーマ設定と物語展開に関する具体的な制作の諸問題を通して語ります。
日時 | 11月1日(金) 午後2時30分~5時45分 |
会場 | 京都国際マンガミュージアム 3階 研究室1 |
料金 | 無料 ※ミュージアムへの入場料は別途必要です |
出演 |
クリスティーナ・プラカ(マンガ家) 司会:ジャクリーヌ・ベルント(京都精華大学マンガ研究科長) |
定員 | 50名(先着順) |
参加方法 | 事前申込不要 |
問合せ先 | berndt@kyoto-seika.ac.jp |
主催:京都国際マンガミュージアム/京都精華大学マンガ研究科/京都精華大学国際マンガ研究センター
© Renzo Kinoshita/ STUDIO LOTUS
クリスティーナ・プラカ プロフィール
1983年、ドイツ・オッフェンバッハ生まれ。子供の頃、アメリカのマーベル・コミックスを数多く読んでいたが、鳥山明「ドラゴンボール」との出会いをきっかけに、1990年代後半から日本マンガに興味を持つようになる。その後、日本マンガのスタイルを採用した、ドイツ語圏における初の女性マンガ家としてデビュー。2003年のプロ・デビュー以来、(2012年に廃刊となった)ドイツの少女マンガ雑誌『DAISUKI』で連載をもち、数冊の単行本を発表してきた。2010年、フランクフルト大学日本学科を卒業した後、来日。京都精華大学マンガ研究科博士前期課程に入学し、2012年3月に修了。現在、ドイツでマンガ家として活躍中。
作品歴(ドイツ語)
Prussian Blue (2003)[Yonen Buzz 0: Plastic Chewとして2006年に改訂版出版] Yonen Buzz (2005-2012, 5 vols; 英語訳あり) Herrscher aller Welten (2009) Kimi he (2013)「君へ」(ドイツ語のグラフィック・ノベルとして出版の運びとなった修士課程修了制作)