連続公開研究会「マンガと学術研究」【第4回】
日時 | 2009年12月17日(木) 午後1時~2時45分 |
会場 | 京都国際マンガミュージアム 3階 研究室1 |
料金 | 無料 |
参加方法 |
参加希望者は、12月14日(月)までに (1)名前 (2)所属 を明記の上、ジャクリーヌ・ベルント(国際マンガ研究センター)berndt@kyoto-seika.ac.jpまでご連絡ください。 |
パネリスト |
トーマス・ベッカー Thomas BECKER (ベルリン自由大学助教授、芸術社会学・美学) 雑賀忠宏 (神戸大学大学院人文学研究科学術推進研究員、文化社会学・文化生産論) |
題目 | フィールドとしてのマンガとその文化的正当性 日本から見たブルデューの再検討 |
概要 |
芸術社会学を専門とし、アメリカおよびヨーロッパのコミック作家たちについて調査研究されているトーマス・ベッカー氏をお迎えして、公開研究会を開催する。ベッカー氏はピエール・ブルデューの〈場champ/field〉理論にもとづき、欧米圏のコミック文化という〈場〉の中で「コミック作家」としての位置を占める人々が保有する「文化資本」・「社会資本」と、そのキャリアとの関わりに注目して調査をされてきた。また、今後は日本のマンガ家についても同様の調査を行い、日欧米間の比較研究への発展を計画されている。本研究会では、芸術社会学理論にもとづいたマンガ/コミック生産に関する実証的研究であるベッカー氏の議論を手がかりとして、「マンガ研究」という広い研究領域と個々の専門的学術領域との両側面からの、幅広い討論と研究交流の実現を企図している。 ※ベッカー氏は、京都精華大学国際マンガ研究センター第1回国際学術会議「世界のコミックスとコミックスの世界」にも参加されます(12月20日)。詳細はこちら |
主催: 国際マンガ研究センター、日本マンガ学会若手研究者ネットワーク部会