公開研究会「マンガ芸術論」
『美術フォーラム21』の特集号をめぐって
研究会のテーマと趣旨 |
本研究会は、『美術フォーラム21』24号の特集「漫画とマンガ、そして芸術」(2011年11月刊行)を手がかりに、従来隔たりがあった「マンガ」研究と「芸術」研究を交差することで、「マンガ」と「芸術」、あるいは「芸術としてのマンガ」に生じるだろう様々な可能性を議論し、探求することを目的とする。『美術フォーラム21』24号において様々な論者が、「マンガ」と「芸術」の衝突を企て、意欲的に、挑発的に両者を再考し、諸々の問題点を提起する試みを行っているが、そこでの議論は発端に過ぎない。「マンガ芸術論」の可能性と限界を明らかにするためには、更なる議論の積み重ねが必要である。従って、本研究会は、『美術フォーラム21』における諸議論の問題点を「美学・哲学」(加藤隆文)、「視覚文化論」(松谷容作)、「マンガ研究」(竹内美帆)の視座から発展、修正、批判するかたちで提起した後、『美術フォーラム21』24号の執筆者、さらには参加者と共に活発なディスカッションすることを志す。 (なお、当日、特集号を紹介するよりも、それを読んだ上での議論に重点をおく予定であることにご注意。) |
出演者 |
第1部 『美術フォーラム21』の特集号を多面的に読む ■問題提起
(1) 加藤隆文(京都大学大学院文学研究科博士課程) 司会 前川修(神戸大学文学准教授;視聴覚文化研究会、日本サブカルチャー研究会) |
第2部 座談会:「芸術としてのマンガ」 前川修(神戸大学文学准教授)+佐藤守弘(京都精華大学デザイン学部准教授)+ジャクリーヌ・ベルント(京都精華大学マンガ学部教授) 司会:雑賀忠宏(神戸大学人文学研究科学術推進研究員、日本サブカルチャー研究会) |
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日時 | 2012年2月25日(土) 午後1時30分~5時30分 |
会場 | 京都国際マンガミュージアム 3階 研究室1 |
参加方法 |
無料参加(入館を含む)には事前申し込みが必要です。 参加希望者は、2月23日(木)午後6時までに①名前②所属を明記の上、松谷容作(神戸大学人文学研究科学術推進研究員) yoo3_9@hotmail.com までご連絡ください。申し込みをされた方は、当日、MMの受付にお申し出ください。 申し込みがない場合、ミュージアム入場料(大人800円、中高生300円、小学生100円)が必要となります。 |
主催: 京都精華大学国際マンガ研究センター/視聴覚文化研究会/神戸大学「日本サブカルチャー研究会」
※スケジュール・出演者・内容などについては変更の可能性があります。予めご了承ください。