シンポジウム

アニメ研究の今

日本のアニメは、海外においてサブカルチャー的趣味に止まらず、学術的研究の対象にもなりつつある。例えば、京都精華大学マンガ研究科を目指す理論系の留学生が、厳密な意味でのマンガより、動画としてのアニメに携わってくる事実にこの新状況を窺うことができる。ただし、日本国内で行われている学術研究は、必ずしも「アニメ」そのものを追求せず、海外の短編作を含むアート・アニメーション、またはメディア理論を優先してしまうと言っても過言ではないだろう。本シンポジウムでは、国内外の若手研究者は、史料調査と言説分析、さらに批評理論的考察を合わせて重視しながら、これから「アニメ研究」に求められることを多面的に論述する。

日時 2013年12月20日(金) 午後1時30分~5時30分
会場 京都国際マンガミュージアム 3階 研究室1
料金 無料 ※ミュージアムへの入場料は別途必要です
出演者

報告者

13:30~ ご挨拶
13:40~14:00

スアン・スティービ(ハワイ大学文学研究科)

アニメの様式論:日本の伝統的演劇に見られるモザイク構造との比較から
14:20~14:35 質疑応答
14:40~15:00

顔暁暉(ガン・ショフイ;シンガポール国立大学日本学科特別研究員)

アニメの作者論 『NARUTO』を例に
15:00~15:15 質疑応答
15:20~15:40

徳江剛(専修大学文学研究科)

今敏のアニメーション作品における‹リアル›さの位相
15:40~15:55 質疑応答
15:55~16:10 休憩
16:10~16:30

小林翔(京都精華大学マンガ研究科)

‹アニメ声›のリアリズム  宮崎駿の演出を中心に
16:30~16:45 質疑応答

16:50~17:10

チャルク・セレン(京都精華大学マンガ研究科)

『アニメ・マシーン』からみた『風立ちぬ』
17:10~17:25 質疑応答
17:30 終了予定

コメンテータ

  • 津堅信之(京都精華大学マンガ研究科)
  • 應矢泰紀(京都国際マンガミュージアム研究員、京都精華大学 国際マンガ研究センター研究員)

司会

  • ジャクリーヌ・ベルント(京都精華大学マンガ研究科)
定員 50名 (先着順)
参加方法 事前申込み不要
問合わせ先 berndt@kyoto-seika.ac.jp

※スケジュール・内容については変更の可能性があります。予めご了承ください。
-IMRC- 国際マンガ研究センター
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