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えむえむ連続講座第12回「雑誌『COM』の時代――同人誌・新人発掘・マンガ論」

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えむえむ連続講座
第12回:雑誌『COM』の時代――同人誌・新人発掘・マンガ論

講 師 村上 知彦 氏
マンガ評論家、神戸松蔭女子学院大学講師
日 時 2007年10月21日(日)午後1時~ 2時30分
会 場 京都国際マンガミュージアム 3階 研究室1
参加料 無料

※ミュージアムへの入場料は別途必要です

定 員 50名、申込不要、先着順

 京都国際マンガミュージアムでは、マンガ文化の持つ多様な側面と可能性を紹介し、マンガの更なる発展と幅広い領域での活用を促進するため、さまざまな分野における第一人者を講師に招き、定期的に「えむえむ連続講座」を開催いたします。

 今回は、1967年に手塚治虫が創刊したマンガ雑誌『COM』の果たした意味について、マンガ評論家の村上知彦氏がお話いたします。

 マンガ家がオーナーだったということもあり、『COM』には、執筆するマンガ家が一番描きたかったテーマの作品や実験的な作品が多く寄稿されましたが、ここでは、全国に散らばったマンガファンの交流を後押ししていたという面、充実したマンガ投稿欄を用意して新人発掘を積極的に行ったという面、そして、現在のマンガ評論・研究を用意した「マンガを論じる」という新たなマンガの楽しみ方が展開されていたという面に注目いたします。

 ≪連動企画≫
セレクションギャラリー 「現代まんがの青春期『COM』展」
開催期間 : 2007年10月13日(土)~2008年1月20日(日)

村上 知彦(むらかみ・ともひこ)
1951年兵庫県生まれ。マンガ評論家、神戸松蔭女子学院大学講師、編集者。いしいひさいちらを輩出した「チャンネルゼロ」で雑誌『漫金超』を創刊するなど、関西のサブカルチャーを牽引してきたひとり。著書に、『黄昏通信』(ブロンズ社)、『イッツ・オンリー・コミックス』(廣済堂文庫)、『まんが解体新書』(青弓社)などがある。