京都国際マンガミュージアムについて

機能の案内

調査・研究から博物館・図書館、人材の育成、新産業の創出、
文化の創造まで多彩な新機能で社会に大きく貢献する
次代型ミュージアム

●資料の調査・研究

所蔵資料による「マンガ」文化の調査・研究を行います。また、国内外の学術研究機関や地域施設、他のマンガ施設との共同調査・研究に積極的に取り組み、資料の共有・相互活用、情報のネットワーク構築を図ります。さらに、実作・編集・出版などの現場関係者も加えて、研究の応用化も追求していきます。

  • マンガの歴史・文化の調査・研究
  • マンガの学際的・総合的研究
  • 国際レベルでの学術的な探究に貢献

●博物館・図書館の展開

マンガ資料の体系的な収集を行い、データの整備を進めていきます。現在、所蔵する日本の貴重な歴史資料、現代の人気作品、世界各国の名作など約20万点に、江戸時代以降の関連資料、海外のマンガ本、雑誌、アニメーション、その他の関連資料等を新たに集め、2008年までに30万点以上の世界一のマンガ資料総点数を誇るミュージアムとします。内容もアナログ(現物資料)とデジタル(電子データ)の双方を有し、多様性のある展示を行っていきます。

  • マンガ及び関連資料の収集・保存
  • 資料の閲覧・データの検索
  • マンガの文化・研究に関する展示

●研究者・専門家の育成

これからの「マンガ」文化を担う研究者・専門家の養成拠点としての機能も重視しています。研究プロジェクトへの参画、成果の発表、資料の公開、情報ネットワークの構築などによって新鋭の研究者や学生の研究を支援し、教育現場の要望に応えていきます。また、クリエイターの養成にも積極的に取り組み、学芸員・司書技能のカリキュラムも提供していきます。

  • 研究者や学生の研究支援
  • クリエイターの養成
  • 学芸員・司書の育成

●新産業の創出

 新たな芸術文化であるマンガは産業振興においても大きな可能性を秘めています。国内外のマンガの社会的な活用事例を収集し、その効果や課題を検証しながらコミュニケーションツール、産業コンテンツとしてのマンガ活用モデルの研究・開発を推進します。また、ミュージアムにおける研究成果の公開、企画展などを通じてミュージアム施設・機能の新たなあり方も探究していきます。

  • 産・学・公連携によるビジネスモデルの研究・開発
  • 観光誘致の推進
  • ミュージアム施設・機能の研究・開発

●生涯学習・文化の創造

京都市が誘致して2008年に開催される「国際マンガサミット(国際漫画家大会)」をはじめとする「マンガ」文化を通じた国際文化交流。世界各国からの研究者や留学生の受け入れ、交換留学などの制度化。また、地域社会の人々に向けたワークショップ、各種講座などの開講、さらに幼児・児童を対象にした学習プログラムの開発・教材の制作も実施していきます。

  • マンガを通じた国際文化交流
  • 幼児・児童を対象にした学習プログラムなどの開発
  • 地域社会に向けたワークショップ、各種講座などの開講