「小大大マンガラクタ館って何ですか?トイレか何かですか!?」
そういう声が聞こえてきそうですが……順を追って説明しましょう。
京都国際マンガミュージアムでは、「世の中に忘れられたマンガの先祖たちを掘りおこし、現代マンガのルーツをさぐる」ということを目的に、当館館長の荒俣宏自身が企画し、プロデュースする「大マンガラクタ館」という小展示シリーズを、ここ館長室で展開してきました。
「マンガラクタ」というのは、「マンガ」と「ガラクタ」を組み合わせた荒俣館長の造語。もちろん、ここで言う「ガラクタ」には偉大なる敬意が込められています。だから、「大マンガラクタ」というわけです。
実は現在、マンガミュージアムの別のギャラリーで、ここでの小展示シリーズを拡大発展させた企画展が開催中です。「大マンガラクタ館」の拡大版だから、名付けて、「荒俣宏の大大マンガラクタ館」展!です。
そして、今回、このスペースでは、その「大大マンガラクタ館」の出張宣伝ミニ展示をさせていただきます。ということで、「小大大マンガラクタ館」。
ご理解いただけましたでしょうか?
企画展「荒俣宏の大大マンガクラタ館」展は、この階と同じ「ギャラリー1・2・3」という部屋で、絶賛開催中。
多くの人が見向きもしなかったモノやコトやヒトを情熱的に蒐集し、それらについての文章や絵を、書いたり描いたりすることで評価してきた荒俣館長の半生を、館長自身のコレクションや創作物などで紹介します。
この展覧会は、館長の著作名を拝借した6つのコーナー――「漫画と人生」「怪奇文学大山脈」「アラマタ美術誌」「図鑑の博物誌」「奇っ怪紳士録」「帝都物語」に分かれていますが、ここでは、その6つのコーナーを代表するような展示物を、それぞれひとつずつ出張させました。ちょっとでも足を留めたあなた!ギャラリー1・2・3にはもっとたくさんの驚きが詰まっていますよ。
京都国際マンガミュージアム/京都精華大学国際マンガ研究センター