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日加ショートアニメーション・エクスチェンジ

京都上映会

 CJax(CANADA-JAPAN SHORT ANIMATION EXCHANGE)は日本のアニメ作家の国際デビューのきっかけを作るほか、カナダの作家・作品を日本で紹介し、芸術文化の友好関係を強めるプロジェクトです。

 アカデミー賞短編アニメ部門で7回の受賞実績があるカナダ国立映画制作庁と、短編映画制作を支援するカナダ最大規模の民間財団Bravo!FACT(ブラボーファクト)が主催のこのプロジェクトは、ファーストステージとして昨年10月に開催された第20回東京国際映画祭の提携イベントとして両国の作品が上映され、そしてこのたびセカンドステージと題し、東京(カナダ大使館オスカー・ピーターソンシアター)とそして京都(京都国際マンガミュージアム)の2箇所で上映が行われます。

 京都国際マンガミュージアムでは2部構成で上映会以外に講演会およびフォーラムを行う予定です。

 第1部では日本・カナダ両国の著名なアニメ作家等をゲストに招き、両国のアニメについての講演・フォーラムを行います。
 第2部では、アニメーションの識者や著名な作家、プロデューサーからなるCJax作家・作品選考コミッティのメンバーが推薦した日本作品21点、CJaxが支援したカナダ作品13点を上映します。


※ご案内:都合により、Bravo!FACTのジュディ・グラッドストンの来日は中止と なり、予告していた内容に変更があります。どうぞご了承ください。

開催日時 2008年2月16日(土)

第1部(午後1時開始)
講演会「カナダアニメーションの製作現場から(仮題)」
 講師: ジェシー・ローゼンスィート
    
(アニメーション作家)
●フォーラム「日本のアニメとカナダのアニメーション」
 講師:杉井ギサブロー

      (アニメ作家,京都精華大学マンガ学部教授)

     ジェシー・ローゼンスィート
    
(アニメーション作家)
     和田淳
    (アニメーション作家)

第2部(午後4時開始)
※午後5時30分までにご来場下さい
●ショートアニメ上映会
上映予定作品:日本作品21点,カナダ作品13点
計35点

(講師および時間が変更する場合があります。 ご了承下さい。)
会 場 京都国際マンガミュージアム 1階 
多目的映像ホール
入場料 無料

※ミュージアムへの入場料は別途必要です

上映内容 詳しくはこちら
(一部上映作品が変更するおそれがあります。ご了承ください。)

杉井ギサブロー

 1940年生まれ、日本のアニメーションの歴史とともに歩み、「銀河鉄道の夜」「源氏物語」など芸術性の高い作品を作り続けている。
 1958年、東映動画(現東映アニメーション)に入社。長編アニメーション映画「白蛇伝」にアニメーターとして参加。1961年、虫プロダクション創立に参加。「鉄腕アトム」「悟空の大冒険」「どろろ」などの演出監督を担当。その後1969年、グループ・タックの立ち上げメンバーとなり「まんが日本昔ばなし」「キャプテン翼」ほか多数の作品に携わる。監督作品「銀河鉄道の夜」「タッチ」は数々の賞を受賞。2000年、TVシリーズ「陽だまりの街」では、文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞。2005年12月公開の映画「あらしのよるに」を監督。
○ アニメーション映画監督
○ 日本画家(雅号:砂風)
○ 日本映画監督協会理事・著作権委員会副委員長
○ 京都精華大学マンガ学部アニメーション学科教授

ジェシー・ローゼンスィート/Jesse ROSENSWEET

 初監督作品『The Stone of Folly』は、カンヌ映画祭で短編映画の審査員賞を受賞し、世界中の映画祭で上映された。以来、CMやミュージックビデオの監督を多く手がける。その中には、デスティニーズ・チャイルド(Destiny's Child)のために制作したストップモーション・アニメーションもある。
2作目『Paradise』は、オタワ国際アニメーション・フェスティバルとトロント国際映画祭でプレミア上映された。
現在、カナダの初長編ストップモーション・アニメーションとなる『Edison and Leo』の監督としてプリプロダクションに入っている。
愉快なキャラクターが特徴的な作品には、無邪気さと人を食ったような暗さがほどよく混ざり、ユーモアがある。アニメーションを用いて、あらゆる年代の観客を楽しませることができる物語作家の新しい波を起こそうとしている。
ジェシー氏の作品はこちら

和田淳/Atsushi WADA
 1980年神戸生まれ。大学在学中にアニメーションを作り始める。国内外での映画祭などで受賞し、個展や上映会も各地でおこなう。
 代表作:蠕虫舞手(2004)、子供の廻転の事(2004)、係(2004)、鼻の日(2005)、やさしい笛、鳥、石(2005)、声が出てきた人(2006)、そういう眼鏡(2007)
 主な受賞歴:2004年ASK?映像祭「大賞」、2006イメージフォーラムフェスティバル「奨励賞」、ノーウィッチ国際アニメーション・フェスティバル「ベストショートフィルム」、ほか
和田氏の作品はこちら