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Cjax京都上映会

上映作品一覧
<CJax日本推薦作品 >
作者アイウエオ順 (注:上映の順番は異なります)
CJaxカナダ:NFBとBravo!FACTの支援作品はこちら



akagi saeko
しももも/Shimomomo
2002年、2DCGアニメーション、3分30秒、日本語
演出、アニメーション:赤木沙英子、声の出演:赤木沙英子、中牟田佳奈、堀野達、松浦直樹
一人暮らしの女の子がアルバイトから帰宅後、冷凍庫で桃缶を発見する。
東京国際アニメフェア2003「学生部門奨励賞」受賞、第10回広島国際アニメーション・フェスティバル「学生優秀作品集」入選、ほか
CJax推薦:野村辰寿
ふとした日常をきりとった大学時代の作品だが、男には絶対作れない女性らしい柔らかな感性にあふれている。淡い淡彩のゆるめのドローイングながら、心象を描き出したラストシーンは、さわやかな涼風を感じる。
赤木沙英子/Saeko AKAGI
1980年岡山県生まれ。2001年武蔵野美術大学映像学科入学。
2005年ロボット入社。CM、映像コンテンツのディレクターとして活躍中。
代表作:たおのあめ(2005)、HOME BASE(2004)、りんご色の水(2003)、ごはん(2003)、しももも(2002)、むしくい(2002)、プール前(2002)、仔牛とランドセル(2002)、ベネッセこどもちゃれんじ おやこえいごほっぷ“How Old Are You?”(2006)




005 青木純
コタツネコ/Kotatsuneko
2005年、パペット青木アニメーション、1分20秒、せりふなし
全制作:青木純、音楽;純、歌:鈴鹿岳宣、声の出演:藤原慎矢
CJax推薦:古川タク
パペットや手書きのイラスト等を使ったエンタテインメント・アニメーション。やや毒を含んだエンタテインメント作家として、またアニメーションディレクターとしての才能にも可能性を感じる。
青木純/Jun AOKI
1981年沖縄県生まれ。1999年県立球陽高校理数科卒業後、上京。2003年アニメーションの自主制作を始める。2007年東京藝術大学デザイン科卒業、同年7月株式会社スペースネコカンパニー設立。
代表作:走れ!(2003年)、テレビ(2004年)、Apartment!(2004年)、奈良鹿物語(2004年)、The green wind(2004年)、コタツネコ(2005年)、おしるこ(2005年)、将棋アワー(2005年)、ファッションのはじまり(2005年)、コタツネコ2(2005年)、青木生命保険CM(2006年)、スペースネコシアター(2007年)
主な受賞歴:第4回FNS AD AWARD 放送PR部門「最優秀賞」(『タコのはっちゃん・ウィンナーに変身』(TSSテレビ新広島)、第18回DoGA CGAnimation CONTEST入選「会場審査特別賞」、shockwave.com AWARD 2006 Webエンターテインメント部門「グランプリ」、第5回東京アニメアワード「東京MXテレビ賞」、第4回インディーズアニメフェスタ「ロマのフ賞」、デジタルクリイエターズコンペティション2005「銀の翼賞」、Digital Art Festival東京PRIZE2005、NHKデジタルスタジアム「中谷日出ベストセレクション」、第9回文化庁メディア芸術祭推薦作品、ほか



asitanonki
FRANK'S FEAST(ふらんくすふぃーすと)
2005年、手書きアニメーション、2分、せりふなし
アニメーション:あしたのんき、音楽:宇田川寅蔵。プロデューサー:荒井知恵
アメリカの奇才コミックアーティストJim Woodringの代表シリーズ「FRANK」のエピソードをアニメーション化した小作品。
CJax推薦:昼間行雄
職能的な確実なアニメーターとしての技術と、ユニークなキャラクターデザインがマッチした独特の世界観があるアニメーションを作り、日本の他のどの作家とも作風が似ていないというのが特徴。
荒井知恵/Chie ARAI
1971年生まれ。北アリゾナ大学卒業。 帰国後、ウォルトディズニーアニメーションジャパンに入社。 約6年のアニメーター修行後、2002年よりフリー。アニメーション・イラストレーションの個人制作をはじめる。
かわいい、ワクワク、リズム、音楽、手づくり、アナログ感などをキーワードに、 キャラクターのドローイングを主に使った作品を生産中。"



unpei Fujita
さよならばいばい、またあした。さよならばいばい、げんきでね。
/Good bye, good bye, see you tomorrow. Good bye, good bye, good luck.
2006年、水彩画アニメーション、2分、セリフなし
デザイン:朝武雅祐 藤田純平、制作:藤田純平、プロデューサー:藤田純平
永遠に往来を繰り返す月と太陽と、永遠に繁栄衰廃を繰り返す生命の物語です。
CJax推薦:野村辰寿
絵も言えぬ抽象空間で繰り広げられる不思議なアニメーション。作者本人の絵も魅力的だが、本作は高校時代の美術教師とのコラボレーションとのこと。音楽にあわせたそのセンス、アニメート、構成は秀逸。
藤田純平/Junpei FUJITA
多摩美術大学卒業後、?博報堂入社。
代表作:MIND THE GAP(2004)、BIBLIOMANIE(2005)、さよならばいばい、またあした。さよならばいばい、げんきでね。(2006)
主な受賞歴:2004年ユーリノルシュテイン大賞「最優秀賞」「観客賞」、2005年文化庁メディア芸術祭「奨励賞」



細川晋
鬼/The Demon
2004年、人形アニメーション、9分11秒、日本語
脚本、アニメーション、編集、撮影、原作:細川晋、音楽:Limited.、声の出演:平岩勲、保谷瑠美子、中村達志
村を救うために鬼退治に向かった若者に降りかかる運命。
第10回広島国際アニメーション・フェスティバル「デビュー賞」、東京国際アニメフェア「公募グランプリ」、2005年アヌシー国際アニメーション・フェスティバル学生部門入賞、ほか
CJax推薦:野村辰寿
広島国際アニメーションフェスティバルでもデビュー賞を受賞した大学院の終了制作。人形アニメーションである本作の技術力、構成力には学生作品とは思えぬ完成度がある。劇中の雨のシーン、霧のシーン、2Dアニメを併用したイメージシーン、殺陣など、見る者を飽きされぬ映像エンターティメントを意識しているのも特筆すべき点である。

細川晋/Shin HOSOKAWA
2002年多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。2004年多摩美術大学大学院卒業。以降、フリーランスで活動中。
代表作:雨童子(2001)、鬼(2004)



Hiroco Ichinose 2006
かなしい朝ごはん/The Last Breakfast
2006年、手描きアニメーション、デジタル処理、2分28秒
脚本、グラフィックス、アニメーション、編集、CGI、音響音楽:一瀬皓コ、プロデューサー:一瀬皓コ、製作:東京工芸大学
いぬは泣きながらごはんを食べます。かわいそうでも面白いです。
第6回東京アニメアワード「学生部門 優秀賞」、第276回デジタル・スタジアム「ベストセレクション」、Genius Party・コンテストNext Genius「受賞」、ほか
CJax推薦:古川タク
今の日本人の若い子には珍しい国際感覚に溢れたユーモアセンスの持ち主。とても個性的なアニメーション作家として大成が期待される。ぜひNFBカートゥーンなどと交流させてみたい。
一瀬皓コ/Hiroco ICHINOSE
1985年2月生まれ。東京工芸大学大学院修士在籍中。とりがすきです。
代表作:みなごろし(2005年)、かなしい朝ごはん(2006年)、ビル・ブン(2006年)、ウシニチ(2007年)



Tomoyoshi Joko 2007
雲の人 雨の人/Mr. Cloud and Mr. Rain
2007年、手描き、CGアニメーション、6分34秒、せりふなし
制作:上甲トモヨシ、プロデューサー:上甲トモヨシ、製作:東京工芸大学
空の上には雲の人と雨の人がいます。雲の人はモクモクと、雨の人はチャプチャプと、そんな二人の出会いの物語です。
ASK?映像祭2007コンペティション「久里洋二賞」、デジタルクリエイターズ コンペティション2007「銀の翼賞」
CJax推薦:古川タク
正攻法の作品をじっくり時間をかけて作るタイプ。アニメーションに対するひたむきな態度がいい。
上甲トモヨシ / Tomoyoshi JOKO
1984年愛媛生まれ。2007年3月東京工芸大学芸術学部アニメーション学科卒業。2007年4月東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻アニメーションメディア領域入学。
代表作:AFRO(2006)、ビル・ブン(2006)、雲の人 雨の人(2007)
主な受賞歴:ASK?映像祭2007コンペティション「久里洋二賞」、air ANIMATION AWARD 2007 「シナリオ賞」、東京ネットムービーフェスティバル 「佳作」、DigiCon6+3「奨励賞」



ROBOT
或る旅人の日記「赤い実」
/The Diary of Tortov Roddle “Red Fruits”

2004年、手書き/2Dコンピュータ5分48秒、セリフなし
監督・脚本・アニメーション:加藤久仁生、音楽:近藤研二、プロデューサー:日下部雅謹、松本絵美、制作:(株)ロボット
ある平穏な日、旅人トートフ・ロドルは木の下で休息をとっていました。そこには至るところにおいしそうな赤い実があります。彼がそれをひとつ、口にいれると、その魅力的なおいしさに次々と食べて・・・。それが、「赤い実」の世界の始まりです。
"2006年アヌシー国際アニメーションフェスティバル パノラマ上映
「或る旅人の日記」シリーズ受賞:2003年ラピュタアニメーションフェスティバル「最優秀作品賞」、2004年飛騨国際メルヘンアニメ映像祭「最優秀作品賞」
CJax推薦:野村辰寿
WEB用短編アニメーション『或る旅人の日記』シリーズの最新作。繊細かつ幻想的な世界を圧倒的画力で構築する作者がユーモラスな表現に挑んだ力作。日本人離れしたヴィジュアル・センスを世界の人にも堪能してもらいたい。
加藤久仁生/Kunio KATO
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。大学在学中に制作したアニメーション作品で国内の賞を獲得。卒業後、2001年に(株)ロボットに入社。テレビ番組、Webアニメーション、スポットCMなど、様々なアニメーション作品を手がけている。
代表作:NHK 「英語であそぼ! おどれタイポ~LA LA LA…」(2001)、NHK 「英語であそぼ! おどれタイポ~M M M…」(2001)、Webアニメーション「或る旅人の日記」(2003)、MY LITTLE LOVER Webアニメーション「FANTASY」(2003)、NHK 「英語であそぼ!おどれタイポ~”e”」(2004)、 MTV Art Break スポット “MUSIC FLOWER”(2004)、NHKみんなのうた“セルの恋”(2005)、ベネッセおやこえいご「All around the kitchen」(2006)、EDWIN×au携帯配信アニメーション “R”(2006)
主な受賞歴:第8回ソウルCartoon & Animation Festival入選、2004年オタワ国際アニメーションフェスティバル入選、2006年オタワ国際アニメーションフェスティバル入選、2006年アヌシー国際アニメーションフェスティバル入選、文化庁メディア芸術祭短編「アニメーション部門審査委員会推薦作品」、ほか



加藤隆
around(あらうんど)
2007年、手書きアニメーション、3分、セリフなし
制作:加藤隆、製作:東京芸術大学
架空の街の少年の生活を1カットで描いた作品。空間、時間が次々に変化していく
CJax推薦:野村辰寿
個性的なドローイングで独自の世界観を築きあげている『The Clockwork City』は、手を抜かず描ききった作者の執念のようなものを感じる。メッセージのこめられたストーリーは若干、荒削りで不明瞭なところもあるが、カメラワークを含む迫力ある動画で全編たたみかけるように魅せきっている。
加藤隆/Ryu KATO
1980年秋田県生まれ。2004年多摩美術大学グラフィックデザイン科卒。2007年東京芸術大学大学院デザイン科卒業



Yoshiyuki Kaneko
Pilot(ぱいろっと)
~2006年(オーケストラ版)、2007年(ピアノ版)~
2DCGアニメーション、8分53秒、せりふなし
制作:金子祥之、ピアノ:山口夏美、Special Thanks 荻野宏之、プロデューサー:金子祥之、製作:東京工芸大学
アニメーションって、広いし、深いし、面白い。まだまだ知られざるアニメーションの世界ってある。あれもこれもアニメ。どれか一つがアニメじゃない。この作品には、その世界を知る導(しるべ)となって欲しい。
CJax推薦:古川タク
商業アニメーションとアートアニメーションがもっと近くなるようにという思いを込めて作ったのが『PILOT』です。計画的にきちんと大作をひとりで作れる人。
金子祥之/Yoshiyuki KANEKO
東京工芸大学芸術学部アニメーション学科卒業。古川タクをアニメーションの師とする。



mica Kubo/Seita Inoue 2006
おはなしの花/Bloomed Words
2006年、2D/3DCGアニメーション、2分15秒、日本語
監督:久保亜美香、井上精太、アニメーション:久保亜美香、デザイン:井上精太、サウンド:藤崎昌弘、英語訳:James Kaoru Bury、声の出演:久保亜美香、井上精太、藤崎昌弘
はなしに花をさかせました。
第10回文化庁メディア芸術祭「優秀賞」、第5回インディーズアニメフェスタ「三鷹賞(大賞)」「杉井賞」、Digital Creators Competition 2006 「金の翼賞(グランプリ)」、2006アジアデジタルアート大賞入賞 、NHKデジタルスタジアム「中島信也ベストセレクション」 、デジタルアートグランプリ2006「グランプリ」、TBSデジコン6+3/HP賞、ほか
ノミネート:Tampere Film Festival 2007、Internationales Trickfilm Festival Stuttgart'07、Platform International Animation Festival、2007 Taiwan International Animation Fastival、49th International Leipzig Festival for Documentary and Animated Film"
CJax推薦:古川タク
同時代に生きる日本の若い女の子の感覚の代弁者として。“かわいい”アニメーションをハイセンスで。
久保亜美香/Amica KUBO



Q004 「緑玉紳士」製作委員会
「緑玉紳士」 10ショートストーリーズのエピソード
/MONSIEUR GREENPEAS [10SHORT STORIES]
2005年、ストップモーションアニメーション、20分(2分x10作品)、フランス語・日本語
原作、脚本、監督、キャラクターデザイン、撮影、編集、グラフィックス、アニメーション、背景、パペット制作:栗田やすお、CGI:西田裕、音響:日高貴代美、坂本典之、録音:坂門剛、音楽:中塚武、声の出演:ワタナベイビー、我修院達也、田中要次、エグゼクティブ・プロデュサー:飯泉宏之、プロデュサー:滝田和人、製作:緑玉紳士政策委員会
主人公グリーンピースが、家を飛び出して、大都会テーブルスクエアで、ヘンテコ眼鏡の行商をすろのだが…意地悪な骨董品屋のピンキーと出会い、そこで巻き起こるドタバタコメディー。映画「緑玉紳士」では紹介する事が出来なかったサイドストーリーを、小気味よいジャズとストーリーでまとめた短編集。
2004年モントリオール国際映画祭正式招待作品、2006年スキップシティ・デジタル国際映画祭「審査員特別賞」、2007年ニュ-ヨーク・ジャパン・ソサエティ100周年記念映画祭正式招待作品
CJax推薦:伊奈新祐
大学の卒業制作として自らのイラストレーションからカットアウトのアニメーションへと展開した作品『ロボロボ』(1997)によって注目されるようになり、その後、パペットアニメーションへと挑戦する。栗田君のキャラクターデザインのユニークさとその独特の色彩感覚に彼の魅力を感じます。しかも48分と、その後さらに20分の人形アニメーション作品をほぼすべてひとりで制作した努力には感心します。
栗田やすお/Yasuo KURITA
京都精華大学を卒後、独学でストップモーションアニメを学ぶ。その間、大学卒業制作の作品「ロボロボ」が、バンクーバー国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭で招待作品に選ばれ、その時に出会ったプロデューサーと、その後、劇場作品「緑玉紳士」を製作し、各方面から注目をされる。

代表作:ロボロボ(1997)、Red Slot Machine(1999)、緑玉紳士(2004)
主な受賞歴:97年イメージフォーラム入選、98年ハンガリー国際映像映画祭”レティナ”シゲドブール・ユーズフル・アソシエーション賞、98年バンクーバー国際映画祭正式招待作品、99年バンクーバー国際映画祭正式招待作品、04年モントリオール国際映画祭正式招待作品、06年スキップシティ・デジタル国際映画祭「審査員特別賞」、07年ニュ-ヨーク・ジャパン・ソサエティ100周年記念映画祭正式招待作品、ほか



青森県
ミス・ビードル号の大冒険/The Adventure of Miss Veedol
2003年、人形アニメーション、23分、日本語
アニメーション:眞賀里文子、野中和隆、撮影:大岡新一、人形製作:小前隆、照明:牛場賢二、企画・構成:花津谷亮、美術:市田喜一、声の出演:中村育二、プロデューサー:星野ひろし、製作:マガリ事務所&BIS
1931年.パングボーンとハーンドンは赤い翼のビードル号で太平洋無着陸飛行を成功させた。それはリンドバーグが1926年に成し遂げた大西洋無着陸飛行より、飛行距離、飛行時間、共に上回るものであった。ガソリンを満タンに積載しても不可能なこの飛行をどの様にしてパングボーンは成功に導いたのか‥。
CJax推薦:山田晴規
”真賀里さんは魔法使い”
いつも頭の中は、いろいろな物体に命を吹き込むことだけを考えている。驚くべき観察力で、動きを捉え、粘土だったり木だったり、あらゆる物体に動きを与え、命を吹き込む。優しい心の魔法使い。"
眞賀里文子/Fumiko MAGARI
米国のTV番組のシリーズをアニメーション人生の第一歩として日本のTV番組、特撮、映画、イベント、CF等、多数有り。
代表作:The New Adventures of Pinocchio (1961)、The daydreamer (1967)、Mad Monster Party (1968)



2002 Tayuta MIKAGE / Directions, Inc.
スクリーンの幻/A Past on Film
2002年、3DCGアニメーション、9分13秒、日本語
脚本、グラフィックス、アニメーション、キャラクター ・デザイン、背景、編集:御影たゆた、音響:荒川和彦、声の出演:仮屋昌伸、岡部政明、清川元夢、プロデューサー:長江努、製作:ディレクションズ
CJax推薦:CJax事務局
ハイコントラストなグラフィックス、夢・過去と現実を行き交う展開、独自のスタイルを追究する姿勢に共感する。映像により広い表現を磨き、ストーリーテリングの指向性を高め、世界の舞台で活躍されることを期待する。
御影たゆた/Tayuta MIKAGE
3D CGアニメーション ・クリエイター 。1974年生まれ。学習院大学卒。2006年にエイベックスより『鉄路の彼方』『りんごのきのしま』『スクリーンの幻』『クローカ』を収録した短編集DVDを発売。2007年6月最新作『繁殖』完成。
代表作:繁殖(2007)、鉄路の彼方(2005)、りんごのきのしま(2004)、デカデカ(2003)、スクリーンの幻(2002)、KLOKA(2001)
主な受賞歴:第13回DoGACGアニメコンテスト「作品賞」、2001年NHKデジスタ・アウォード「審査員特別賞」、ジャパンデジタルアニメーションフェスティバル2001「銀賞」、アヌシー2006 Short films部門「入選」、MTV SO-ZO Competition 2006「入賞」、ほか



Seiji MORISHITA / 10DCF
Hai and Low(はいあんどろー)
2004年、手書きアニメーション、3分59秒、せりふなし
監督:森下征治、アニメーション:丹羽直樹、音楽:藤本功一、プロデューサー:森下征治
女の子の希望のこもった赤い風船はある家の近くに落ちた。それは主人公によって拾われ、男は自分が引きずるおもりを見つめ、ある事を思い付く。今の自分に出来る事。それは、ただ歩くことだけだった。
Digital Creators Competition 2004「銀の翼賞」、Digital Art Awards 2004「特別賞」、NHKデジタルスタジアム「伊藤有壱セレクション」、アストロデザイン・ムービーコンテスト「SHIDAX特別賞」、南風の生活文化展 「新人賞」、2004いばらきデジタルコンテンツ・ソフトウェア大賞「特別賞」、富山CGコンテスト2004「奨励賞」、ほか
CJax推薦:藤井雅俊
CGの世界に、どこかクラッシクな感性を呼び起こしながら、劇画とアニメに音という新たらしい素材を織り込みながら、作品を仕上げていく、新しいクリエーターの挑戦に是非とも期待をしています。
森下征治/Seiji MORISHITA
1974年岡山県生まれ。2002年東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。2004年東京藝術大学美術学部デザイン専攻修士課程卒業。2004年から同大学に非常勤助手として勤務。2006年TANGE FILMS設立。
代表作:Hai and Low(2004)、TAX-iプロトタイプ(2005)、TAKATA製品PRムービー制作(2005)、origami」自主制作映画にアニメーションパートで参加(2005)、muddy」海外TVアニメ向けパイロット版(2006)、POROROCA」プロトタイプ(2006)、Chu Chu ChuキャラクターPV制作(2006)、BI COLOR」And A 店内ディスプレイ映像制作(2007)
主な受賞歴:TCMアワード2006「審査員特別賞」「FLUX賞」、ほか



kei oyama
診察室 / Consultation Room
2005年、手書き、実写、デジタル合成、9分
制作:大山慶、声の出演:大山慶、プロデューサー:大山慶、製作:東京造形大学
CJax推薦:塩田周三
2D中心の作風だが、身体の一部をスキャンしてテクスチャーとして使用するなど、デジタル技術を巧みに取り入れ、作品に痛烈なリアリティをもたらしている。本来本人にしか分からない内面をテーマとした作品が多いが、事象を通した感情表現により、視聴者は訳も分からず引き込まれてしまう。類まれな才能だ。
CJax推薦:山村浩二
思春期のドロドロした内面を皮膚感覚とグラフィックス・センスで描く。語りたいものを持っている稀少な存在 。
大山慶/Kei OYAMA
1978年東京生まれ。2005年東京造形大学卒業。卒業制作作品『診察室』がBACA-JA最優秀作品賞、学生CGコンテスト最優秀賞、アルスエレクトロニカ佳作などを受賞。カンヌ国際映画祭監督週間、ロッテルダム国際映画祭、香港国際映画祭など多くの海外映画祭に正式招待される。2006年アニメーションによるオムニバス映画『Tokyo Loop』に参加。2007年東京造形大学大学院修士課程終了。日本アニメーション協会会員。
代表作:ゆきどけ(2004)、診察室(2005)、ゆきちゃん(Tokyo Loop収録、2006)
主な受賞歴:BACA-JA「最優秀作品賞」、学生CGコンテスト「最優秀賞」、MTVステーションIDコンテスト「グランプリ」、アルスエレクトロニカ佳作、ユーリ・ノルシュテイン大賞「アイデア賞」、イメージフォーラムフェスティバル入選、ほか



usuke Sakamoto
電信柱のお母さん / The Telegraph Pole Mother
2005年、切り紙アニメーション、9分、日本語
監督、脚本、グラフィックス、アニメーション、撮影、編集、音楽:坂元友介、声の出演:石村侑美、木内絵美子
CJax推薦:古川タク、CJax事務局
この作家にしか思い浮かばないようなストーリーの設定に驚く。ペン画から切り絵や人形まで、アニメーション技法への挑戦も評価する。世界的な舞台でも経験を積み、“日本に坂元友介あり”と評されるような作家になっていただきたい。(CJax事務局)
坂元友介/Yusuke SAKAMOTO
1985年栃木県に生まれる。高校在学時より独学で人形アニメーションを作り始め、現在東京造形大学大学院に籍を置き、まだ、アニメーションを作っている。
代表作:息子の部屋(2002年)、歯男(2003年)、在来線の座席の下に住む男(2004年)、焼魚の唄(2004年)、マーチングマーチ(2005年)、父の話(2005年)、電信柱のお母さん(2005年)、蒲公英の姉(2007年)
主な受賞歴:キリンアートアワード2002奨励賞、デジスタアワード2004映像部門グランプリ、第五回ユーリ・ノルシュテイン大賞優秀賞第六回ユーリ・ノルシュテイン大賞最優秀賞、観客賞、第10回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品、ほか



ojiro Shishido 2006
nakedyouth(ねいきっどゆーす)
2006年、2D、3D混合、9分53秒、セリフなし
アニメーション・音楽:宍戸幸次郎、プロデューサー:宍戸幸次郎、製作:東北芸術工科大学
二十歳を過ぎたころからだろうか、一年が過ぎるのがやたらと早くなったと感じるようになったのは。高校生のころは時間の概念なんてものがなかったな、などと思いながら作った作品です。
Aniwow! 2006 1st China International Student Animation Festival上映、第11回広島国際アニメーションフェスティバル学生優秀作品集上映、Norwich International Animation Festival (Films in Competition - Student Films)、東北芸術工科大学卒業制作展「最優秀賞」、第12回学生CGコンテスト「最優秀賞」、第10回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品、2007年アヌシー国際アニメーション・フェスティバル特集上映、ほか
CJax推薦:塩田周三
実写と手描きアニメーションを融合させた、息を呑むほど美しい作品。ホモセクシュアルなテーマを、巧みな状況描写のみで描ききっている。音楽も本人の作によるもので、映像の深みに貢献している。ここ一年観た作品で一番感動した。
宍戸幸次郎/Kojiro SHISHIDO
1983年生まれ。2001年、美術系高校在学中に制作したアニメーション「undercurrent」で第13回DoGA CGアニメコンテスト佳作。2005年、「かがみのげんおん」で第10回CG-ARTS学生CGコンテスト優秀賞、第17回DoGA CGアニメコンテスト入選。2006年、「nakedyouth」で2005年度東北芸術工科大学卒業制作展最優秀賞、第12回CG-ARTS学生CGコンテスト最優秀賞、平成18年度文化庁メディア芸術祭 推薦作品、第19回DoGA CGアニメコンテスト映像賞。
代表作:undercurrent(2001年)、かがみのげんおん(2002年)、nakedyouth(2006年)



TAKORASU
空想世界/TAKORASU WORLD
2007年、9分30秒、せりふなし
制作:TAKORASU、音楽:TAKORASU、プロデューサー:TAKORASU、製作:STUDIO TAKORASU
機械と人と街が共存した空想世界「TAKORASU WORLD」を舞台にした映像作品。独特のノスタルジーに包まれた世界観が不思議な雰囲気を醸し出す。
CJax推薦:藤井雅俊
アート感覚を基盤にしながら、観るものに詩情豊かな感覚を呼び起こさせる、2Dでありながら3Dの描写方法を用いた新しい世界観がどこまで広がっていくのかを、皆様と見守って行きたいです。
TAKORASU
1978年横浜生まれ。どこか懐かしさを感じさせる世界観を持つ「Takorasu Steam World」を展開。独特のノスタリジーに包まれた作品世界は高く評価される。近年まで青山デザインアワード2006でグランプリ等、グラフィックアートの領域で活躍してきたが、最近映像作品への展開も始まった。昨年出展した東京コンテンツマーケット2006ではTCMアワード2006の動画部門賞・Gモード賞・ポリゴンピクチュアズ賞の3賞を受賞。2007年8月には画集「空想世界」を刊行。
代表作:Takorasu Steam World 2007(2007)、Takorasu Steam World 2006(2006)
主な受賞歴:青山デザインアワード2006「グランプリ」受賞、東京コンテンツマーケット2006「動画部門賞」「Gモード賞」「ポリゴンピクチャアズ賞」受賞、The Super Dry Art2004/2005「優秀賞」「石井竜也賞」「種田陽平賞」受賞、GEISAI#8(2005秋)「BT/美術手帳賞」、ほか



和田淳
鼻の日/Day of Nose
2005年、手書きアニメーション、10分、せりふなし
脚本、アニメーション、音、編集:和田淳、プロデューサー:和田淳
ぬっくぬくの気持ちいい場所にいる人は、ぬっくぬくの気持ちいい場所でずっといられるとは思っていない。それでもぬっくぬくを求めるのは、それは逃避であり、諦めであり、モヤモヤの希望である。そしてそのモヤモヤこそが、ぬっくぬくの場所に居続けられる唯一の希望なのだ。
ノーウィッチ国際アニメーション・フェスティバル「ベストショートフィルム」、イメージフォーラムフェスティバル「奨励賞」、オーバーハウゼン国際短編映画祭入選、ほか
CJax推薦:山村浩二
独自の画風とタイミング。ユーモアと象徴、ナンセンス、アニメーションの可能性を拡げる才能。
CJax推薦:井出美恵
柔らかく繊細な映像と音が生み出す、静と動の奇妙な繰り返しの世界に完全に取り込まれてしまいました。不思議で、かつ、気持ちのいい、なんとも言えない感覚です。和田氏の独特の感性については言うまでもないのですが、練りに練り、そぐものをそぎ落とし、求める表現を目指して粘り強く制作活動を行ったのだろうと思わせる作家性も評価して、推薦させていただきます。
和田淳/Atsushi WADA
1980年神戸生まれ。大学在学中にアニメーションを作り始める。国内外での映画祭などで受賞し、個展や上映会も各地でおこなう。
代表作:蠕虫舞手(2004)、子供の廻転の事(2004)、係(2004)、鼻の日(2005)、やさしい笛、鳥、石(2005)、声が出てきた人(2006)、そういう眼鏡(2007)
主な受賞歴:2004年ASK?映像祭「大賞」、2006イメージフォーラムフェスティバル「奨励賞」、ノーウィッチ国際アニメーション・フェスティバル「ベストショートフィルム」、ほか



Hikaru Yamakawa 2006,2007
La Magistral(らまじすとらる)
2006年、3DCGアニメーション、3分52秒、せりふなし
アニメーション:山川晃、音楽:宍戸幸次郎、プロデューサー:山川晃、製作:東北芸術工科大学
コンセプトは「俺よし、君よし、全てよし」。「俺よし」とは、食物を食べた後の生物の気持ち。「君よし」とは、意のままに操る事の出来ない腹の虫(体内)への栄養補給。「全てよし」とは、滞りないお通じの気持ちよさを指す。
2006アジアデジタルアート大賞展「カテゴリーA / 動画部門大賞」、第10回文化庁メディア芸術祭アート部門審査員会推薦作品、EUROPEAN MEDIA ART FESTIVAL 2007
CJax推薦:塩田周三
ミニマリスティック、リズミックでシュールなCGアニメーション作品を得意とする。La Magistralでは前2作とは異なり色彩を大胆に取り入れ、大きく飛躍した感がある。カメラのフレーミングが美しく、それぞれのシーンがポップアートのような印象を醸し出す。モチーフに日本のサラリーマンや小学生を用い、CGが得意とするアニメーションの複製を多用することによって、極めてクールな作品に仕上げると共に、ある意味現代日本を象徴しているような気もする。
山川晃/Hikaru YAMAKAWA
1982年生、栃木県宇都宮市出身。東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科 修士課程修了。
代表作:TOPE CON GIRO(2004)、OH HISSE(2005)、La Magistral(2006)
主な受賞歴:第9回文化庁メディア芸術祭 アート部門審査委員会推薦作品、第10回文化庁メディア芸術祭 アート部門審査員会推薦作品、SHGGRAPH2006 Animation Theater、ほか






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