小松正史 プロフィール
音環境デザイナー・環境音楽家・ピアニスト。1971年、京都府生まれ。大阪大学大学院修了。博士(工学)。音響生態学(サウンドスケープ論)、五感環境学、ピアノ即興演奏、公共空間(京都国際マンガミュージアム・京都タワー展望室等)の音環境デザイン、CD制作などを実践。著書に『サウンドスケープの技法』『音ってすごいね。』『京の音』等、CD作品に『いーね』『The Scene』『コヨミウタ』『キョウトアンビエンス』等。現在、京都精華大学人文学部准教授。
web site 猫松カワラ版
京都マンガフェスタ2008
小松正史BJライブ
京都タワーやマンガミュージアムのBGMでおなじみの音楽家・小松正史による、音の世界とマンガの世界の融合。スクリーンに投影されたマンガをみて即興で作られる音楽を演奏するライブパフォーマンス。パーソナルメディアであるマンガが、音を通じて、同時に共有できるパブリックアートになる!
日 時 | 2008年 4月13日(日) ①13:00 ②15:00 |
会 場 | 京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール |
定 員 | 100名、申込不要、先着順 |
聴講料 | 無料 ※ミュージアムへの入場料は別途必要です |
DJならぬBJ !?
DJ(disc jockey)ならぬBJ(book jockey)。DJは、ライブなどでレコードをはじめとした音響メディアを使って、場の雰囲気に合わせた選曲を行う人のこと。BJは、レコードに見立てた本を使って、DJのごとく場の雰囲気に合わせた本を選び、ページをめくりつつ映写する人のこと。
小松正史は、このBJが投影したマンガ本を見ながら、鍵盤を使って即興演奏を行う。BJはマンガ本の中身を知り尽くしているので、単にページをめくるのではなく、コマを移動するタイミングやフレーミングを、ほぼ即興的に行い、視覚環境を演出する。ときに、即興演奏に触発されながら、来場者の息づかいにシンクロさせながら、絶妙のタイミングでマンガ本を活写させる。
このライブをきっかけに、目で追っていただけのマンガの印象が、聴覚情報である音によって大きく変わる面白さを体感してください。
昨年「KYOTO MANGA FESTA 2007」でも、小松正史の奏でる音がマンガの新しい世界を出現させました。 <詳細はこちら>
前回のBJプレイリスト
◎石森章太郎「章太郎のファンターワールド ジュン」
◎松本大洋「GOGOモンスター」
◎たむらしげる「ガラスの海」
◎白山宣之「Lunatic」
◎筒井康孝原作、とり・みきマンガ「万延元年のラグビー」