これまで日本では未知の世界だったアフリカのマンガ。本展では、歴史と作品、作家、ファン文化、出版形態などの視点からアフリカの、特にフランス語圏アフリカ諸国のマンガ文化を、15名以上のアフリカ人作家によるマンガ作品の複製原画(デジタルプリント)、書籍、雑誌、ファンイベントの様子などを通して紹介し、その特徴と魅力に迫ります。
バンド・デシネ(フランス語圏のコミックス)、アメリカンコミックス、日本マンガに影響を受け動き始めたアフリカマンガの“今”を知り、アフリカの新たな側面や、国境を超えていくマンガの力を感じとってください。
紹介されるアフリカ人作家
- Elyon’s(エリヨンズ)[カメルーン共和国]
- Seydina Issa Sow(セイディナ・イッサ・ソウ)[セネガル共和国]
- Koffi Roger N’Guessan(コフィ・ロジェ・ンゲサン)[コートジボワール共和国]
- Ultimes Griots(ユルティム・グリオ)[コートジボワール共和国]
- SID(シド)[アルジェリア民主人民共和国]
- Matougui Fella(マトゥギ・フェラ)[アルジェリア民主人民共和国]
…ほか
アフリカのマンガ家を招いたイベントや、アフリカの文化に触れるワークショップなども開かれます。ぜひこの機会にお楽しみください。
星野ルネ『まんが アフリカ少年が日本で育った結果』
©︎星野ルネ/毎日新聞出版
Seydina Issa Sow『Cayor』
© Seydina Issa Sow
Ultimes Griots
Group『Ultimes Griots』
© Ultimes Griots Group
Elyon’s『La vie d’Ebène Duta』
© Elyon’s
会場
京都国際マンガミュージアム2階ギャラリー1、2、3
開館時間
午前10時30分~午後5時30分 (最終入館は午後5時)
休館日
毎週水曜日、11月16日(木)、年末年始(12月26日~1月4日)
料金
無料 ※ミュージアムへの入館料は別途必要です
※11月21日(火)は「関西文化の日」につき入館無料
事前購入
関連イベント
シンポジウム
マンガの中の〈アフリカ人〉
カメルーン生まれ、日本育ちの、日本で活躍するマンガ家・星野ルネさんと、セネガルで作品を発表されているマンガ家・Seydina Issa Sow(セイディナ・イッサ・ソウ)さんをお招きし、マンガの中のアフリカ人の描かれ方について議論するシンポジウムを開催します。
※本イベントには日本語とフランス語の逐次通訳がはいります。
日時
2023年11月4日(土)午後2時〜4時
会場
京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
料金
出演
星野ルネ(マンガ家)
Seydina Issa Sow(マンガ家)
司会:伊藤遊(京都精華大学国際マンガ研究センター)
定員
150名 (先着順)
参加方法
終了しました
トークショー
フランス語圏アフリカ諸国における日本マンガの影響:カメルーン人作家・エリヨンズの場合
カメルーン出身のマンガ家でコンゴ共和国の国際マンガフェスティバル「Bilili」(ビリリー)主催者でもあるElyon’s(エリヨンズ)さんをお招きしたトークショーを開催します。
※本イベントには日本語とフランス語の逐次通訳がはいります。
開催模様を京都国際マンガミュージアムのYoutubeチャンネルでご覧いただけます
日時
2023年11月12日(日)午後2時〜4時
会場
京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
料金
出演
Elyon’s(マンガ家)
司会:ユースギョン(京都精華大学国際マンガ研究センター)
定員
150名 (先着順)
参加方法
終了しました
共催:関西日仏学館
ギャラリートーク
アフリカマンガ展の企画担当者によるギャラリートークを開催します。
展示のテキストには載せきれなかったアフリカマンガの見どころや魅力を、解説を交えながらご紹介します。
日時
2024年1月14日(日)、15日(月)各日 午前11時~、午後2時30分~
会場
京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー1、2、3
料金
担当
ユースギョン(京都精華大学国際マンガ研究センター)
定員
10名(先着順)
参加方法
当日、開始時間までに展示会場入口にお集まりください。
ワークショップ
西アフリカの伝統泥染め「ボゴラン」体験
絵を描くように泥で染める西アフリカの伝統泥染め「ボゴラン」を体験するワークショップを開催します。
※小学生3年生以下のお子様は保護者の付添をお願いいたします(同伴の保護者の参加費は不要)。
※ 汚れてもよい服装でお越しください。
※イメージです
1. ランチョンマット
日時
2024年1月27日(土)午後0時30分~3時30分
会場
京都国際マンガミュージアム 1階 吹抜ワークショップコーナー
料金
1,500円(材料費込み)
※料金はワークショップ開始前に会場にてお支払いください。
※お支払いは、キャッシュレス決済をご利用ください。現金でのお支払いはいただけません。
講師
ちかりーぬ(西アフリカ伝統泥染作家)
定員
6名(先着順)
参加方法
2. コースター
日時
2024年1月27日(土)午後1時~3時30分(所要時間:15分~30分)
会場
京都国際マンガミュージアム 1階 吹抜ワークショップコーナー
料金
500円(材料費込み)
※料金はワークショップ開始前に会場にてお支払いください。
※お支払いは、キャッシュレス決済をご利用ください。現金でのお支払いはいただけません。
講師
ちかりーぬ(西アフリカ伝統泥染作家)
定員
20名(先着順/4席入替制)
ワークショップ
アフリカンパーカッション&ダンスグループBACHIKONDOOOによるライブパフォーマンスとリズム体験
「Djembe(ジェンベ)」に代表される、西アフリカの伝統的打楽器を用いた演奏体験のワークショップを開催します。また、BACHIKONDOOO(バチコンドー)による躍動感あふれるアフリカンダンスのライブパフォーマンスを観覧し、その後、参加者が簡単なステップを練習しリズムと音を楽しむ、アフリカンダンスワークショップも開催します。
※イメージです
1. アフリカンドラム・Djembe体験
日時
2024年2月12日(月・祝)午後1時45分~2時15分
会場
京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
料金
講師
藤井容(プロジェンベ奏者)
定員
10名(先着順)
2. ライブパフォーマンス~みんなで踊ろう~
日時
2024年2月12日(月・祝)午後2時40分~3時40分
会場
京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
料金
出演・講師
BACHIKONDOOO(アフリカンパーカッション&ダンスグループ)
定員
100名(先着順)
参加方法
参加整理券を当日の午前10時30分より入口受付にて配布します。
イベント
アフリ観MARCHE
株式会社bona(ボナ)による「アフリ観(カン)MARCHE(マルシェ)」を開催します。
アフリカ文化が楽しめるお店が勢ぞろいしたり、日本とアフリカの納豆事情が聞ける「アフリカ納豆サミット」(事前申込制・有料)が開催されたり、アフリカ布を使ったオリジナル小物が作れるワークショップが開催されます。
詳しくは、以下にあるチラシをご確認ください。
画像をクリックすると拡大表示されます
【 PDF 】はこちら
開催日
2023年11月11日(土)
会場
京都国際マンガミュージアム グランド、多目的映像ホール
問合せ
info@bona.world
星野ルネ『まんが アフリカ少年が日本で育った結果』
© 星野ルネ/毎日新聞出版
星野ルネ(ほしの・るね)
1984年カメルーン生まれ。3歳のとき、母の結婚に伴い来日し、兵庫県姫路市で育つ。まったく言葉がわからない頃、コミュニケーションの手段として「お絵かき」を始める。高校卒業後、工務店と飲食店などでの仕事を経て、25歳のとき、放送作家を目指し上京。現在は、タレント活動のかたわら、幼い頃からの武器であった画力を生かし、自分のこれまでの生い立ちや経験をマンガで描いて発表している。著書に『まんが アフリカ少年が日本で育った結果』(毎日新聞出版)、『まんが アフリカ少年が見つけた世界のことわざ大集合 星野ルネのワンダフル・ワールド・ワーズ!』(集英社)。
Seydina Issa Sow『Cayor』© Seydina Issa Sow
Seydina Issa Sow(セイディナ・イッサ・ソウ)
1988年パリ生まれ、セネガル育ち。子どもの頃からフランスとベルギーのバンド・デシネとアメリカンコミックス、日本マンガに触れながら成長した。フランスで国際貿易と国際ビジネスの修士号を取得したあと、セネガル・ダカールで働きながら本格的にマンガを描きはじめる。SIS Illustrationというマンガ出版のためのプラットフォームを作り、2019年には『SIDY』(シディ)と、『CAYOR』(カヨール)を発表。現在のセネガルにあったカヨール王国を舞台にしたファンタジーマンガ『CAYOR』は、多くのセネガル人読者を魅了し、2023年現在、4巻まで出版されている。
Elyon’s『La vie d’Ebène Duta』©Elyon’s
Elyon’s(エリヨンズ)
本名:Joëlle Epée Mandengue(ジョエル・エペ・マンダング)。1982年、カメルーン生まれ。カメルーンで現代文学を専攻した後、ベルギーでグラフィックアートを勉強した。ベルギーの著名なコミック誌『Spirou』(スピルー)をはじめ、カメルーンとアルジェリアなどの雑誌に作品が掲載された後、2014年にクラウドファンディングで初の単行本『La vie d’Ebène Duta』(エベーヌ・デュタの日常)を発表。アフリカン・ディアスポラの主人公の日常を描いている本作品は、英語版とフランス語版があり、2023年現在、第3巻まで出版されている。作品活動のかたわら、コミックワークショップやフェスティバル、展覧会などの企画・運営にも携わっている。
共催:京都新聞、京都精華大学アフリカ・アジア現代文化研究センター
後援:外務省
※スケジュール・内容については変更の可能性があります。予めご了承ください。