そもそもエッセイマンガとは、一体何でしょうか?一般的には、作者の個人的な体験や知識をベースに描かれる実録マンガと捉えられていますが、創作を織り交ぜた形も多くあります。この展示では、そのジャンルの広がりと魅力を改めて考察します。
また、エッセイマンガを描くことは、作者の日常から物語を「掬う」、非常に繊細な作業です。そんな物語だからこそ共感でき、笑い、泣き、時には「救われる」読者がいます。そして、作者自身も描くことで「救われる」こともあります。大げさかもしれませんが、エッセイマンガをきっかけに、人生が変わった人もいるでしょう。
本展では、そんなエッセイマンガの変遷をたどるとともに、今を生きる私たちにあらゆる視点から効く珠玉のエッセイマンガを本展制作チームの主観を交えて紹介します。
会場
京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー1・2・3
料金
※当日、エントランスの券売機にて当日券のご購入も可能です。
※入館チケットの購入方法は、当日ご入館時に券売機でお求めいただくか、オンラインでの事前購入になります。
時間
午前10時~午後5時(最終入館は午後4時30分)
休館日
毎週水曜日(祝日の場合翌日休館)、6月15日(月)~19日(金)
※4月25日(土)~5月12日(火)、7月23日(木)~8月25日(火)は無休
展示構成/展示物
(1) エッセイマンガというジャンルの始まりを探る
今日、「コミックエッセイ」という名のジャンルとして広がりを見せる起点において重要な1970年代以降の少女マンガのエッセイマンガに注目します。
(2) エッセイマンガというジャンルの成立
1980年代以降に登場する突撃ルポスタイルの名作、1990年代以降の育児エッセイマンガブーム、ファッション誌でのイラストエッセイなど、エッセイマンガが独自のジャンルとして成立していく過程に迫ります。
(3) 「コミックエッセイ」というジャンルの確立
メディアファクトリー(現・KADOKAWA)が牽引した「コミックエッセイ」のヒット作、「コミックエッセイ」を中心に描く作家の登場にスポットを当てます。また、フィクションであっても、形式や絵柄でコミックエッセイの枠組として一般に捉えられている作家も登場していきます。セミフィクション・コミックエッセイの道筋についても触れていきます。
(4) 広がる!広がる!エッセイマンガ
エッセイマンガのテーマはますます多様化し、WEB(ブログ、SNS、電子コミック)から有名になる作家が多数登場していきます。膨大に広がりゆくエッセイマンガの現状を探ります。
■今を生きる私達に効く処方箋50
美容、育児、家族、友達、病気、片付けなど、様々な視点でおすすめしたい作品を、主に展示制作メンバーが選んで、エッセイ(文章)の形にて紹介します。
■上記の構成に合わせ、27名のマンガ家の原画総計330点(展示替有)などを展示
-
・さくらももこ『ひとりずもう』より複製原画10点
-
・山岸凉子『ゆうれい談』『読者からのゆうれい談』原画10点
-
・西原理恵子『恨ミシュラン』『できるかなリターンズ』『ダーリンは70歳』など原画10点
-
・青沼貴子『ママはぽよぽよザウルスがお好き』など原画22点
-
・内田春菊『私たちは繁殖している』原画10点
-
・伊藤理佐『女のはしょり道』原画20点
-
・吉田戦車『まんが親』『出かけ親』デジタル出力パネル11点
-
・安野モヨコ『美人画報』原画10点
-
・けらえいこ『セキララ結婚生活』原画12点
-
・小栗左多里『ダーリンは外国人』など原画42点
-
・たかぎなおこ『150cmライフ。』『ひとりぐらしも5年め』など原画26点
-
・益田ミリ『今日の人生』原画22点
-
・野原広子『消えたママ友』原画30点
-
・細川貂々『ツレがうつになりまして。』原画8点
-
・田房永子『母がしんどい』原画10点
-
・東村アキコ『ママはテンパリスト』『かくかくしかじか』原画12点
-
・福満しげゆき『僕の小規模な失敗』『僕の小規模な生活』など原画16点
-
・吉本浩二『定額制夫のこづかい万歳 ~月額2万千円の金欠ライフ~』原画20点
-
・清野とおる『東京都北区赤羽』『ゴハンスキー』など原画25点
-
・まんきつ『そうです、私が美容バカです。』『湯遊ワンダーランド』デジタル出力パネル13点
-
・山本さほ『岡崎に捧ぐ』デジタル出力パネル15点
-
・永田カビ『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』『現実逃避してたらボロボロになった話』原画10点
-
・矢部太郎『大家さんと僕』デジタル出力パネル11点
-
・つづ井『腐女子のつづ井さん』原画14点
-
・まめきちまめこ『まめきちまめこニートの日常』などデジタル出力パネル11点
-
・まめ『凡人すたいる。』デジタル出力パネル9点
-
・グレゴリ青山本展描きおろし『京町家だった実家の話』原画8点
※一部原画の展示替あり(前期:4月25日~6月14日・後期:6月20日~9月1日)
※ネームや構想ノート、雑誌資料、手にとって読める単行本なども展示。
関連イベント
●エッセイマンガを語り尽くせ!~展示制作チームの裏話・座談会~
本展制作メンバーを中心にエッセイマンガや本展のみどころなどについて語り尽くします。
日時
2026年4月26日(日)午後1時~午後4時
会場
京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー6
出演者
川原和子(本展監修者・マンガエッセイスト)
竹内美帆(本展監修者・星槎道都大学美術学部デザイン学科准教授)
石井茜(本展キュレーター・北九州市漫画ミュージアム学芸員)
倉持佳代子(本展メインキュレーター・京都国際マンガミュージアム学芸員)
定員
50名
参加方法
事前申込制(先着順)
以下の申し込みボタンより必要事項を入力のうえ、お申込みください。
※申込多数の場合、会場が1階・多目的映像ホールに変更になる可能性があります。その場合はHPにて告知いたします。
※定員に空きがあれば当日参加可能です。
※本イベントはオンラインでも生配信します。時間になりましたら、
京都国際マンガミュージアムYoutubeチャンネル
(https://www.youtube.com/user/kyotomm1)をご覧ください。
※トークの録音や画面録画はご遠慮ください。
※アーカイブの予定はありません。
料金
主催
京都国際マンガミュージアム
共催
日本マンガ学会 少女マンガ誌部会/関西交流部会
●つづ井さん ダンス披露&チェキ・サイン本お渡し会with マミュー
『とびだせ! つづ井さん』3巻表紙
©つづ井
新刊発売を記念した本展出展作家・つづ井氏によるダンス披露とチェキ撮影イベントです。ダンス披露では、当館マスコットキャラクター・マミューも登場します。
日時
2026年5月17日(日)
第一部:正午~午後2時/第二部:午後3時~5時(各回内容は同じです)
会場
京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
出演者
つづ井(マンガ家)
料金
1,500円
※本チケット料金に新刊サイン本が含まれます。
※チケットのご購入には電子チケット販売サイトTIGETへの会員登録が必要です。
※チケットご購入に伴う各種手数料はご購入者様負担となります。
※チケット抽選申込の受付終了後のキャンセルは受け付けておりません。
※急遽イベントに参加できない場合は、後日当館にてサイン本をお渡しすることが可能です(郵送は原則対応不可)。
※京都国際マンガミュージアムへの入館料は別途必要です。
定員
各回50名
参加方法
主催
京都国際マンガミュージアム
協力
文藝春秋社
●コミックエッセイ誕生秘話 ~『ダーリンは外国人』の作者と編集者より~
小栗左多里×松田紀子トークショー&『ダーリンは外国人』新装版刊行記念サイン会
小栗左多里×松田紀子トークショー&『ダーリンは外国人』新装版刊行記念サイン会
『ダーリンの頭ン中』カラーイラスト
©小栗左多里
現在のコミックエッセイ隆盛のはしりとなった『ダーリンは外国人』の作者で、本展の出展作家でもある小栗左多里氏と同作の担当編集者で、このジャンルの立役者でもある松田紀子氏をお迎えしたトークショーです。また、イベント終了後には、『ダーリンは外国人』のオールカラー新装版の刊行を記念し、作者と本書の主人公モデルのトニー・ラズロ氏によるサイン会も予定しております。
<トークショー>
日時
2026年6月28日(日)午後1時~3時
会場
京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
出演者
小栗左多里(マンガ家)
松田紀子(株式会社オーバーラップ「はちみつコミックエッセイ」編集長)
司会
ユースギョン(京都精華大学国際文化学部講師・国際マンガ研究センター研究員)
倉持佳代子(本展メインキュレーター・京都国際マンガミュージアム学芸員)
定員
200名
参加方法
料金
主催
京都精華大学国際マンガ研究センター/京都国際マンガミュージアム
<『ダーリンは外国人』オールカラー新装版・刊行記念サイン会>
日時
2026年6月28日(日)午後3時15分~4時30分
会場
京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
出演者
小栗左多里(マンガ家)
トニー・ラズロ(『ダーリンは外国人』登場主人公モデル、ジャーナリスト)
対象
『ダーリンは外国人』(新装版オールカラー)を当館ミュージアムショップで購入の方
定員
50名
参加方法
事前申込不要。
当日当館ミュージアムショップにて対象書籍をお買い上げの方に参加整理券をお配りします(お一人様1枚まで)。
当日午前10時より配布開始。なくなり次第終了となります。
主催
京都国際マンガミュージアム
協力
オーバーラップ
●グレゴリ青山の新刊発売記念サイン会・コミックエッセイ描き方教室
グレゴリ青山による本展描きおろし
「京町家だった実家の話」
©グレゴリ青山
「京都もっと深堀りさんぽ」
©グレゴリ青山/小学館
本展出展作家で京都をテーマにした作品を描きおろししたグレゴリ青山氏によるサイン会とコミックエッセイの描き方を学ぶワークショップをそれぞれ下記の日程で開催します。
<グレゴリ青山の新刊発売&デビュー30周年記念・マンガ家人生初サイン会>
日時
2026年4月29日(水・祝)午後2時~3時30分
会場
京都国際マンガミュージアム 1階 会議室
出演者
グレゴリ青山(マンガ家)
対象
『京都もっと深掘りさんぽ』、『京都深掘りさんぽ』、『京博深掘りさんぽ』のいずれかを当館ミュージアムショップで購入の方
定員
50名
参加方法
料金
主催
京都国際マンガミュージアム
協力
小学館
<コミックエッセイ描き方教室>
日時
2026年7月26日(日)午後1時~4時
会場
京都国際マンガミュージアム 1階 会議室
出演者
グレゴリ青山(マンガ家)
定員
15名
対象年齢
特になし
※小学3年生以下の方は保護者同伴(同伴者は1名のみ)での参加をお願いいたします。
(小学生のみでの入館はご遠慮いただいております。入館時は中学生以上の方と一緒にご入館ください。)
※同伴者も参加する場合は別途お申し込みください。
参加方法
料金
備考
画材(マンガ原稿用紙、ミリペン、カラーマーカー、ホワイト、えんぴつ、消しゴム など)はこちらでご用意します。
主催
京都国際マンガミュージアム
図録販売
青幻舎より展覧会図録兼書籍の刊行を予定しています。展覧会開幕日より当館ミュージアムショップにて発売開始予定。一般書店、ネット書店でも販売されます。
その他、展覧会オリジナルグッズも企画中。
主催:京都国際マンガミュージアム
協力:北九州市漫画ミュージアム
※スケジュール・内容については変更の可能性があります。予めご了承ください。