本日開館
おとな妖怪教室

おとな妖怪教室 「ドロドロ、デンデデン-死んだ女を愛する男たち-」

2025年8月23日(土)13:00~15:10

京都国際マンガミュージアムでは毎年夏に「こども妖怪教室」と題して、荒俣宏館長から妖怪にまつわる話やワークショップが楽しめるイベントを開催してきましたが、今回は趣向を変え、純愛をテーマにした「おとな妖怪教室」を2部構成で開催します。
第1部では、京都国際マンガミュージアム荒俣宏館長と京都精華大学名誉教授の堤邦彦氏によるトークショー、第2部では、怪談朗読団体「百物語の館」による怪談朗読が行われます。

会場

京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール

料金

※当日、エントランスの券売機にて当日券のご購入も可能です。
※入館チケットの購入方法は、当日ご入館時に券売機でお求めいただくか、オンラインでの事前購入になります。

参加対象

高校生以上
※本イベントでは、トークの内容に一部セクシャルな表現を含む場合がございます。内容にご不快を感じられる可能性がある方は、あらかじめご了承の上ご参加ください。

定員

100名(先着順)

参加方法

事前申込制、先着順
以下の申し込みボタンより必要事項を入力のうえ、以下よりお申込みください。

※申込受付は、当日の午後1時まで。
※定員になり次第受付終了(キャンセルが出た場合は申込が可能となります。ただし、キャンセル待ちのリクエストは受け付けておりません)。

「女人、死後、男を棺の内へ引込みころす事」

「女人、死後、男を棺の内へ引込みころす事」
(『奇異雑談集』より)

「妬て殺せし女 主の女房をとり殺す事」

「妬て殺せし女 主の女房をとり殺す事」
(『因果物語』より)

内容

<第1部>13:00~14:30 (90分)
トークショー「ドロドロ、デンデデン-死んだ女を愛する男たち-」

死は誰にも避けることはできません。しかし死者の世界があり、その死者ともしまた会うことができたなら?今回は生きている我々と死者との怪談や死後婚の風習などについて語ります。

出演

荒俣宏(京都国際マンガミュージアム館長)
堤邦彦(京都精華大学名誉教授)
<司会>應矢泰紀(京都国際マンガミュージアム学芸室員)

<第2部>14:40~15:10(30分)
怪談朗読「百物語」

トークショーのテーマにちなみ、お化けとの恋愛にまつわる恐怖で血も凍る恐ろしい怪談を、江戸時代に流行した百物語の形式を再現してお届けします。

出演

高杉詩香、亀山笑子(怪談朗読団体「百物語の館」)

演目

「牡丹灯籠」
「湖を渡る女」

荒俣宏(あらまた・ひろし)

作家。1947年東京生まれ。慶応大学卒業後、10年間のサラリーマン生活ののち独立。
百科事典の編集助手をしながら書いた小説『帝都物語』がベストセラーになり日本SF大賞受賞。『世界大博物図鑑』で、サントリー学芸賞受賞。神秘学、博物学、風水等多分野にわたり精力的に執筆活動を続け、その著書、訳書は350冊あまり。
妖怪研究家としても有名である。子どもの頃は貸本マンガに夢中になり、マンガ家を目指し漫画賞に応募したこともある。
近著に『日本まんが1巻~3巻』(東海大学出版)など。2017年4月より京都国際マンガミュージアム館長。

荒俣宏

堤邦彦(つつみ・くにひこ)プロフィール

京都精華大学名誉教授。
1953年東京生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科修了、文学博士。江戸時代の怪談研究を中心に仏教、民俗と怪異の関わりを追い求める。著書に『江戸の怪異譚』、『女人蛇体〜偏愛の江戸怪談史』、『江戸の高僧伝説』、『現代語で読む江戸怪談傑作選』、『京都怪談巡礼』、『日本幽霊画紀行』など。
大学教員のかたわら、2015年より怪談朗読団体「百物語の館」の元締めとして各地の神社仏閣において古典怪談を読む会を主宰し、怪談文化の普及を目指す。京都の異界名所を歩く動画「怪談目線」をYouTubeにて配信・公開中。

堤邦彦

怪談朗読団体〈百物語の館〉

〈百物語の館〉は、伝統的な妖しの夜語りの姿を追い求め、2011年に京都精華大生を中心に発足した団体です。江戸怪談の研究と実践を旗印に300年ほど前の作品を翻案し、オリジナル台本を手にして京都の寺社を中心とする公演活動を行っています。

怪談朗読団体

主催:京都国際マンガミュージアム

※スケジュール・内容については変更の可能性があります。予めご了承ください。