本日開館

対談イベント

ちばてつや×養老孟司
ミュージアム発・マンガの未来へ

2025年4月13日(日)14:00~16:00

「京都国際マンガミュージアム」は、来年開館20周年を迎えます。
これを記念して、マンガ家のちばてつや氏と京都国際マンガミュージアム名誉館長の養老孟司氏による特別対談を開催します。

会場

京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール

出演

ちばてつや(マンガ家)
養老孟司(京都国際マンガミュージアム名誉館長)
司会:吉村和真(京都精華大学マンガ学部教授)

定員

150名

参加方法

事前申込制(先着順)
以下の申込フォームよりお申込みください。

※イベント開始時刻まで申込受付。
※定員になり次第、締切。

イベント趣旨

戦後、著しい成熟を見せたマンガ文化は現在、ファンだけが楽しむサブカルチャーというよりも、日本を代表する文化のひとつと考えられるようになっています。

昨年、ちばてつや先生が、文化勲章を受章され、「菊池寛賞」を受賞されたのは、象徴的なできごとだったと言えます。実際、ちば先生は、現役作家として活躍される一方で、日本漫画家協会の会長を務められるなど、長年、「文化としてのマンガ」の啓蒙のために尽力されてきました。

一方、私たち京都国際マンガミュージアムも、2000年代以降におけるマンガ文化における新しい責任――マンガ資料を収集・保管(アーカイブ)し、それらを研究の上、多くの人にこの文化のすばらしさを知ってもらう、という役割を果たすべく構想され、06年にオープンしました。その初代館長が、養老孟司・現名誉館長です。

そんなお二人をお迎えしたこの対談。マンガ文化が大きな節目を迎えている今こそ、豊かな経験に裏付けられた、壮大で、しかし遊び心も忘れていない未来のヴィジョンをお示しいただくべく、企画されました。

タイトルの「ミュージアム発・マンガの未来へ」というのは、マンガミュージアム開館直後に開催されていた、マンガ家のトークイベントシリーズの名前です。その最初のゲストこそ、ちば先生でした。

プライヴェートでも親交の深いお二人が、これからのマンガ文化のゆくえを考えるための重要なヒントを、私たちに示してくださることを信じて疑いません。

ちばてつやプロフィール

1939年、東京生まれ、旧満州(中国東北部)に育つ。高校在学中の56年に貸本マンガでデビュー。
初期はおもに少女誌を中心に活動し、61年の「ちかいの魔球」(原作・福本和也)以後は少年誌でも活躍。62年「1・2・3と4・5・ロク」で第3回講談社児童まんが賞を受賞したほか、「紫電改のタカ」「ハリスの旋風」「あしたのジョー」(原作・高森朝雄)「おれは鉄兵」「のたり松太郎」などヒット作・受賞作多数。01年に文部科学大臣賞、02年に紫綬褒章、24年には文化勲章を受章。

養老孟司(ようろう・たけし)プロフィール

東京大学名誉教授・解剖学者。
京都国際マンガミュージアム名誉館長。
1937年11月11日、神奈川県生まれ。62年東京大学医学部卒業。1981年東京大学医学部教授就任。89年著書『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞。95年に東京大学を退官し、96年から03年まで北里大学教授。
『唯脳論』『バカの壁』など多数の著書があり、脳科学者の立場から人間社会の様々な事象を脳の機能や仕組みと結びつけて評論している。『バカの壁』(新潮社)は、03年のベストセラー第1位になり、同年度の毎日出版文化賞特別賞と流行語大賞を受賞。

現在、マンガミュージアムで開催中の展覧会「のこす!いかす!!マンガ・アニメ・ゲーム展」にも、ちば作品の原画およびレプリカが展示されています。

主催:京都国際マンガミュージアム/京都精華大学国際マンガ研究センター

※スケジュール・内容については変更の可能性があります。予めご了承ください。