エティエンヌ・ダヴォドー氏の『ワイン知らず、マンガ知らず』(京藤好男監修、大西愛子訳、サウザンブックス社、2022年)は、マンガに無知な自然農法のワイン醸造家と、ワインに無知なマンガ家の相互の教え合い・学び合いを描いたバンド・デシネ作品です。一方、尾瀬あきら氏は、「夏子の酒」(講談社、1988~1991年)などで日本酒造りの中で起こるさまざまな問題を描いてきました。
本イベントでは、お酒造りをテーマに作品を発表しているお2人をゲストに迎え、マンガと酒、ワインにまつわるさまざまな話題について語っていただきます。
また、イベント終了後に、イベント参加者を対象にエティエンヌ・ダヴォドー氏のサイン会も開催いたします。対象書籍は、『ワイン知らず、マンガ知らず』となります。(サイン会の書籍はミュージアムショップでも販売しています。)
※トークショーには、日本語とフランス語の逐次通訳がはいります。
会場
京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
出演者
エティエンヌ・ダヴォドー(バンド・デシネ作家)
尾瀬あきら(マンガ家)
原正人(司会/バンド・デシネ翻訳家)
定員
150名(先着順)
参加方法
事前申込不要
※当日10時30分から受付でトークイベントの整理券を配布いたします。
料金
事前購入
『ワイン知らず、マンガ知らず』
©エティエンヌ・ダヴォドー/サウザンブックス社
「夏子の酒」仏語版
©尾瀬あきら
読書の秋
フランス語で創作された文芸作品を広く知っていただくために、アンスティチュ・フランセ日本が毎年企画しているイベント。多様かつ学際的なプログラムで、フランスや日本の文筆家やマンガ家を取り上げており、今年で15回目の開催となる。
エティエンヌ・ダヴォドー(Etienne Davodeau)
フランスのバンド・デシネ作家。フランス・メーヌ=エ=ロワール県出身。1992年『サルティエルの友達』でデビュー。
デビュー後、政治や歴史上の重要な人物や現代の魅力あふれる人物など多彩なテーマで小説やルポルタージュをバンド・デシネで表現している。『ワイン知らず、マンガ知らず』は2012年フランスのアングレーム国際漫画祭の公式セレクションにノミネートされた。
尾瀬あきら(おぜ・あきら)
マンガ家。京都府京都市出身。石ノ森章太郎のアシスタントを経て1971年、松本めぐむ名義で『別冊少年キング』にてマンガ家デビュー。その後、ペンネームを尾瀬あきらに改名し、「初恋スキャンダル」と「とべ!人類Ⅱ」などを発表。1988年に『モーニング』にて、酒造りや農家の米作りの現状を描いた「夏子の酒」を連載開始。テレビドラマ化されるなど、全国に日本酒ブームを巻き起こした。その功績により2000年、吟醸酒研究機構の吟功績賞受賞。
協力:講談社、サウザンブックス社
※新型コロナウィルス感染拡大による入場制限や臨時休館等含め、スケジュール・内容については変更の可能性があります。予めご了承ください。