オンライン展覧会
マンガ・パンデミックWeb展 2021
作品募集期間:2021年7月23(金・祝)~10月31日(日)
オンライン上のウェブサイトが「会場」です。
※作品展示は9月11日(土)より
主催:マンガ・パンデミックWeb展2021実行委員会(安斎科学・平和事務所/立命館国際平和ミュージアム/京都精華大学国際マンガ研究センター/京都国際マンガミュージアム)
協賛:安西メディカル株式会社/一般財団法人 戦没画学生慰霊美術館 無言館/お菓子工房SHIMIZU(有限会社 清水製飴所)/株式会社たびせん・つなぐ/かもがわ出版(50音順)
展示アドバイザー:しりあがり寿(マンガ家)/安齋肇(イラストレーター)
ロゴデザイン:安斎肇/坂本志保
イラスト:しりあがり寿
この「オンライン展覧会」は、2020年に開催して好評を博した「マンガ・パンデミックWeb展」の第2弾となるものです。
初めての試みとなった第1回では、「平和」をキーコンセプトに、世界中で蔓延し続ける新型コロナウイルス感染症にわれわれ人類がどのように向き合っているのかをテーマとして、マンガの自由自在な表現力と国際的な拡張力を活用すべく、オンライン上で作品の応募と展示を実施しました。
おかげさまで、期待を遥かに上回る反響があり、3カ月弱の応募期間に、世界中の50ヶ国・地域を超える345組のマンガ愛好家から1041作品が寄せられました。作品は1コマものからストーリーマンガまで多岐に及びました。それらの作品群から、感染症対策のあり方やさまざまな国・地域の政治や文化の違いが明らかになったり、新型コロナウイルスがすでに世界共通の色や形でキャラクター化されている傾向が浮き彫りになったり、さらには「新しい日常」を笑いや風刺とともに目に見える形で想像させてくれたりと、文字通り「マンガ・パンデミック」というタイトルにふさわしい状況を創出できました。
ここ数年のコロナ禍はまちがいなく人類史に残る出来事です。しかし、それがいつ、どのような形で収束するのか、あるいは、そのまま「新しい日常」に移行するのか、今は誰にもわかりません。だからこそ、この只中を生きる人々の姿や変化の様を克明に記録することは極めて重要です。マンガはそのために適した表現であり、人類史にとっての有用な史料となり得ることを、私たちは第1回の経験から学びました。そして、第2回の実施がそのさらなる歩みとなることを確信しています。
今回のWeb展も、国籍や世代はもちろんのこと、プロ・アマ問わず、世界中のどなたでも応募可能です。ぜひあなたも、新型コロナウイルスに負けない「マンガ熱」の感染者になってみませんか。主催者一同、心よりお待ちしております。
しりあがり寿「マンガだって広がる」(6ページ作品のうちの一部)
『くる日もくる日もコロナのマンガ」(KADOKAWA/エンターブレイン、2021年)所収
©しりあがり寿
※スケジュール・内容については変更の可能性があります。予めご了承ください。