このたび、京都国際マンガミュージアムでは、昭和40年代の学年誌で多数のバレエマンガを発表した谷ゆき子氏を紹介する『超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界』(立東舎)の出版を記念したミニ展示を開催いたします。
バレエなのに滝修行、ダイナマイトで生き埋め寸前に…先の読めないトンデモ展開の谷の作品は、多くの読者を魅了し、一時代を築きました。しかし、氏の原画がほとんど残っていなかったことから、一切の単行本化が実現せず、現在では知る人ぞ知るマンガ家の一人になっていました。
本展では、そんな谷ゆき子の世界を改めて世に紹介するとともに、その魅力に迫ります。
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休館日毎週水曜日(11/23を除く)、12/28~1/4
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会場1階 吹き抜けホール
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料金
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主催京都国際マンガミュージアム
京都精華大学 国際マンガ研究センター -
協力立東舎
図書の家
・現存する谷ゆき子の原画の一部を展示
・作品の紹介パネル
※詳細は後日当館ブログにて発表の予定。
谷ゆき子について
昭和10年、兵庫県生まれ。本名・谷垣悠紀子。昭和33年頃、大阪の金龍出版社より単行本『夕映の詩集』にてデビュー。画力に定評があり同社発行の短編誌『虹』『すみれ』では作品の他、表紙画を多数担当した。昭和39年、活躍の場を東京に移す。昭和41年より小学館の学年誌で約10年にわたり母恋ものをベースにしたバレエマンガを連載し、絶大な人気を誇る。平成11年病没。別名に谷悠紀子、谷ゆきこ、谷幸子など。
『超展開のバレエマンガ 谷ゆき子の世界』(立東舎)について
谷ゆき子の代表作である「バレエ星」の一部が読めるほか、当時の編集者や谷を知るマンガ家達へのインタビューなども収録された一冊。編集:図書の家、企画協力:倉持佳代子(京都国際マンガミュージアム研究員)。2016年10月25日に刊行予定。詳しい内容は立東舎のHPにて紹介。
※スケジュール・内容については変更の可能性があります。予めご了承ください。