本日開館

《紙芝居》8月 実演者スケジュール

。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆紙芝居・8月口演・:*:・゚★,。・:*:・゚☆
1日(木)らっきょむ
2日 (金) だんまる
3日 (土) はるる
4日 (日) らっきょむ
5日 (月) らっきょむ だんまる
6日 (火) はるる 
7日 (水) だんまる
8日 (木)らっきょむ
9日(金) だんまる
10日(土) らっきょむ
11日 (日) らっきょむ
12日 (月) だんまる
13日 (火) はるる
14日 (水) だんまる
15日 (木) せんべい
16日 (金) せんべい
17日 (土) らっきょむ
18日 (日) だんまる
19日 (月) らっきょむ せんべい
20日 (火) だんまる はるる
21日 (水) だんまる せんべい
22日 (木) らっきょむ はるる
23日 (金) らっきょむ せんべい
24日 (土) らっきょむ
25日 (日) だんまる
26日 (月) らっきょむ
27日 (火) はるる らっきょむ
29日 (木) だんまる らっきょむ
30日 (金) らっきょむ
31日 (土)だんまる 
師匠ヤッサンが逝って13年目の夏

あの日は、真夏日が照りつけていた。
左京区(京都市)のご町内の地蔵盆に招ばれて、紙芝居。
終わって、びっしょり汗かいて、ほっとしていた時、兄弟子から電話。
師匠が亡くなったと知らされた。「えっ!?」。呆然!
その日、朝、早く、師匠は亡くなっていた。兄弟子は気づかって、口演が終わるのを待って知らせてくれたのだ。

その年の初めのころから、師匠の様子は今までと違っていた。
呼び込みの声がかすれる。ご苦労さんのビールの代わりに牛乳を飲んでる。師匠、どうしたんだろうねと、弟子同士顔を見合わせていた。病名がわかったのが5月。その時は、すでに余命3か月!そして、ちょうど3か月目の8月25日、師匠は逝ってしまった。

その所作も、心構えも、セリフ回しも、“大風呂敷”の夢も、紙芝居のことはすべて師匠から学んだ。もし、出会ったのがヤッサンでなかったら、今、こうして紙芝居屋として、お客さんの前に立ち続けてはいなかったと確かに思う。

あの日から13年!

一座は2代目座長のだんまるを先頭に、師匠の後を追う。

作戦会議で話が行き詰まったとき、師匠ならこう言う、いいや、こう言ってた、の声が飛び交う。何しろ我ら頑固者の集団。そして、頑固に師匠の夢をわが夢として追う紙芝居屋集団。

「才能?」「好きで続けることが才能!」の言葉を頼りに、歩いてきたこの道。

「舞台の横に立ったら、無意味に上機嫌!」と、励ましてくれた師匠。はるる、師匠に出会って本当に幸せだったと、しみじみ。

墓碑銘、“夢咲庵僕道”。

師匠、今日も天空の紙芝居小屋には、たくさんのお客さんが入っていますか?
一瞬で客の心をつかまえたヤッサンの紙芝居、お客さんアハハ、アハハ、笑ってますよね? 

来る8月17日(土)~25日(日)、ヤッサンが連日お客さんを笑わせた、ここ京都国際マンガミュージアムで、ヤッサン追悼の13回忌記念企画「伝説の紙芝居屋“ヤッサン”を追う 13年目の夕陽」を準備しています。

たくさんの皆さまのお越しをお待ちしています。カーン!
=はるる=