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《連載ぶろぐ》アラマタ館長のパオ~な日々[第1回目]

ぱお~、館長のアラマタです。
このたび、「ぶろぐ」もはじめることにいたしました。
このミュージアムには、いろんなおもしろい職員の人がいて、まいにち
なんだか不思議な企画や展示を考えているよ。
ここは、ほとんど毎週、なにか新しい企画をやっているからね。
館長もちょっと興味があるので、このページでいろいろお伝えします。
もしも、みなさんにリクエストがあれば、「こんなこと、やって!」
というリクエストをうけつけられるような館長宛ポストも、そのうち作りたいな、と思っています。

さて、2階の館長室の、窓のところに、赤い色の展示コーナーができたことに気がついたかな?
館長は、ここへくると、地下のマンガ書庫にもぐりこんで、むかしのマンガを調べている。
ミュージアムには無数の本があるけれど、数が多すぎて、みんなに見てもらえないんだ。
そこで、館長がみつけたへんなマンガや、忘れられたマンガを、みなさんにちょっとずつ見てもらおうと考えた。
それで、「大マンガラクタ館」というコーナーをつくったんだ。第一回は、「赤本」というものを並べたよ。むかし、マンガは本屋さんではあまり売ってなくて、大きな出版社で出している「よい子むけ」の月刊雑誌に、ほんのちょこっとのったマンガがかえるくらいだった。値段も高くて、子どもじゃ買えない。おとうさんかおかあさんに買ってもらっていた。
そこで、子どもがお客さんの「おもちゃ屋」や「おかし屋さん」で、マンガを売った。安くて、ぺらぺらな本だったけれど、子どものおこづかいで買えるから、人気があった。いまならタダでもらえそうな感じの本だけどね。
でも、そのうちにマンガに手塚治虫先生みたいな新しい人気作家がでてきて、本もちゃんとした形になって、「貸本屋さん」というところで借りられるようになった。いまの「レンタルビデオ」屋さんとおなじだ。
そういう、もうだれもおぼえていないむかしの子どもマンガも、このミュージアムにはたくさんある。あまりりっぱなものじゃないけれど、そこがとてもかわいらしいのだ。
どうか、2階の館長室をとおりかかったら、のぞいてくださいね。

この夏休み、ミュージアムはまた「妖怪教室」をひらく予定だよ。またおしらせするから、楽しみに待っていてください。 館長より

あ、わすれてた。このページには館長も出てくる「連載マンガ」をのせることにした。描いてくれたのは、新潟在住のイラストレーター、「べの字」さん。絵の中に出てくる「駄菓子屋さん」はありませんが、昔なつかしい紙芝居屋さんが、アメを売っているゾウ。楽しんでくれたら、うれしいゾウ。