本日開館

あなたの知らない「マンガ」がここにある?!

田中圭一×安斎レオ×吉村和真トークショー: 限界漫画論


2018年8月25日(土) 18/8/23 14:00 〜 18/8/23 16:00  

京都国際マンガミュージアムではこの度、「神罰1.1」「うつヌケ」などで知られるギャグマンガ家で京都精華大学准教授の田中圭一氏と、玩具プロデューサー・映像プロデューサーにして嵯峨芸術大学准教授の安斎レオ氏、京都精華大学教授の吉村和真氏によるトークショーを開催します。

  • 会場
    2階 ギャラリー6
  • 定員
    50名(先着順)
  • 料金
  • 参加方法
    ※事前申込不要
    ※当日午前10時からミュージアム館内にて整理券を配布
  • 出演
    田中圭一(マンガ家、京都精華大学准教授)
    安斎レオ(玩具プロデューサー、嵯峨美術大学准教授)
    吉村和真(京都精華大学教授)
  • 主催
    京都国際マンガミュージアム
    京都精華大学国際マンガ研究センター
  • 協力
    京都精華大学
    嵯峨美術大学
内容

ポピュラーカルチャーとしてのマンガ文化がこれほどまでに成長した理由の一つは、新しいメディア、テクノロジーと結びつきつつ、様々な隣接分野と密接に交流し、あらゆる事象をマンガ作品のテーマとすることで、「マンガ」そのものの境界線を広げ、その定義を常に変化させてきたからかもしれません。
ここでは、デジタルマンガ制作ツール「コミPo」を制作し、ネットを介した新しい作品発表の場作りを実践しているマンガ家・田中圭一氏と、マンガを含めたサブカルチャー全体に関する深い造詣をベースに、フィギュアのプロデュースなどを行っている安斎レオ氏、「パチスロマンガ」という、一見ニッチだが、実はかなり多くの人が読んでいるマンガジャンルの研究者である吉村和真氏が、「マンガ」の定義をゆさぶるトークを縦横無尽に展開します。
あなたの知らない「マンガ」がここにある?!


田中圭一(たなか・けいいち)氏について
1962年大阪府生まれ。近畿大学在学中に小池一夫劇画村塾神戸教室第1期生として1984年に「ミスターカワード」でデビュー。以来、サラリーマンの傍ら休日にマンガを描く兼業マンガ家として活躍。現在、京都精華大学マンガ学部の准教授も兼任する。徹底したパスティーシュ(文体模写)を追究した作風で知られる。代表作に「ドクター秩父山」「神罰」「ペンと箸」「うつヌケ」などがある。

安斎レオ(あんざい・れお)氏について
1961年大阪府生まれ。90年代初頭、ホビー系の編集者、ライターとして、アクションフィギュアブームを牽引、92年には、玩具開発を行う「A-toys」を設立。2013年より、嵯峨美術大学の教員として、マンガ・アニメのキャラクターを使用したビジネスなどについて教える。14年からは、映像プロデューサーとして、吉本クリエイティブ・エージェンシーでも活躍している。

吉村和真(よしむら・かずま)氏について
1971年福岡県生まれ。京都精華大学マンガ学部教授・副学長。専門は思想史・マンガ研究。「マンガを読む」ことが日常生活に定着するまでの歴史と、それが人間の思考や価値観に与える影響について研究中。日本マンガ学会の設立や京都国際マンガミュージアムの開館など、マンガ研究の環境整備を推進してきた。近著に『障害のある人たちに向けたLLマンガへの招待』(2018年)がある。


※スケジュール・内容については変更の可能性があります。予めご了承ください。