本日開館

公式ガイドブック 『マンガって何? マンガでわかる マンガの疑問』の刊行

 このたび、京都国際マンガミュージアムでは、マンガの魅力や奥深さを広く知っていただくため、マンガに関する歴史や作り方などを分かりやすく紹介する開館17年目にして初の公式ガイドブックを刊行いたします。

 「マンガって何?」この質問の答えは、人によって実に様々です。そのこと自体が日本マンガの幅広さを物語っています。京都国際マンガミュージアムでは、主に外国人のお客様から、マンガについての質問をいただくことが多く、当館の常設展示「マンガって何?」はそうした質問に答えることを目的に作られました。本書はそれをベースにさらなる解説を加えた、マンガ文化そのものの「ガイドブック」にもなっています。
マンガの歴史、数字でみるマンガ産業、拡大する電子出版…など、マンガをとりまくトピック盛りだくさんでご紹介しています。意外と知らない「マンガって何?」を考えることで、マンガの魅力が何倍にもふくらみ、より立体的に楽しんでもらえることと思います。
 本書は、30万点を誇る京都国際マンガミュージアムの所蔵マンガ資料を豊富な図版で紹介するビジュアルブックとしても、オリジナルキャラクター「ねこ学芸員」と「ねこ博士」が登場する「学習マンガ」としても、子どもから大人まで楽しめる内容になっています。 
巻末の「実録!ねこ学芸員、中のひと」という章にて、当館の知られざる活動の一端もご紹介しております。
 本書をきっかけに、マンガのさらなる魅力を発見していいただき、マンガ研究の奥深さにも触れていただければ幸いです。

目次

第1章.マンガのはじまりっていつなの?
第2章.マンガって誰が読むの?
第3章.マンガの作り方
第4章.マンガのお約束
第5章.マンガ家はお金持ちなの?
第6章.広がるマンガの楽しみ方
第7章.マンガは世界中で読まれているの?
第8章.世界のマンガにはどんなものがあるの?
実録!ねこ学芸員、中のひと

概要

【書籍名】マンガって何? マンガでわかる マンガの疑問
【発行】 青幻舎
【発売】 2024年4月中旬(全国書店にて取扱い)
    ※Amazon Kindleでの電子配信も4月11日より予定
【仕様】 A5判 本文総ページ数:全144ページ 左開き
【価格】 1,980円(税込)
【監修・編集】京都国際マンガミュージアム/京都精華大学国際マンガ研究センター
【マンガ作画・イラスト】ホリグチイツ

先行発売のご案内

【販売店舗】 京都国際マンガミュージアム 1階 ミュージアムショップ
【取扱い日】 2024年4月1日(月)より販売開始

入館券とのセット販売

刊行記念として期間限定で《入館券+ガイドブック》の特別セットチケットを、超お買い得な特別価格にて販売します。ガイドブックは入館当日に1階インフォメーションにてお渡しします。

【特別価格】 2,300円
       ※大人のみ。中高生・小学生の券種はございません
       ※通常価格は2,880円(ガイドブック1,980円+入館料900円)

【購入窓口】 オンラインチケットのみ

【入館可能期間】 2024年4月1日(月)~6月25日(火)
         ※休館日を除く

【特別セット販売期間】 2024年3月29日(金)~6月25日(火)

『マンガは誰でも知っている。本当か?』
・・・・・京都国際マンガミュージアム名誉館長 養老孟司
マンガって何だかわからない人のために
 しゃべる絵が、動く絵になり、ドラマも語りだし、しまいに絵ですらない何かになっていく。たとえていえば「電子のいらないモニター」でしょうか。マンガという画面にうつしだされたら、何でもマンガに変換される。このすごい発明品が知らぬ間に全世界をつなげ、「言葉の次のコトバ」になったのが、現在です。さあ、マンガはぼくらをどこへ連れていくでしょうか? 
・・・・・京都国際マンガミュージアム館長 荒俣宏

(書籍表紙)

【本書中面抜粋】